「いまみたいな憲法でなければ、横田めぐみさんを守れたかもしれない」なんて口走る、その幼稚な心根こそが日本を危うくする元凶なのだ。
泥酔姦淫がウヤムヤになってホッとしていた(かどうか知らないけれど)徳之島のドンの息子、若旦那・徳田君だけど、ついに本丸が攻め落とされそうになってきました。政党支部を利用した迂回献金という、政治家の皆さんがよくやる手口で、2000万円を手にしてたそうだ。こんなセコイ話が明るみに出てきたってのも、その裏には徳州会の内紛があるようで、泥酔淫行がバレたのもそうした流れの中でのことのようですね。
政権にまで類が及ばないうちに、手際よく首にしちゃったから、腹痛シンゾーは知らん振りで事をすまそうとしてるんだろうけど、これを糸口に「一点突破全面展開」(いやあ、カビが生えたようなスローガンでお恥ずかしい)Iにもっていけない野党ってのも情けない。マスメディアはマスメディアで、結局のところ自民党が大好きだから、昔のように馴れ合い、じゃれ合いするばかりで、問題意識なんて爪のアカほどもないという体たらく。しかし、若旦那・徳田君のスキャンダルってのは、本当に見逃していいものなのかねえ。この件に関しては、ストーカー気分の今日この頃なのだ。
腹痛シンゾーの改憲への熱き思いってのは、ほとんど尋常でないところまできているようですね。週末に開かれた自民党の憲法改正推進本部の会合で、なんとまあ北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんを引き合いに出して、「こういう憲法でなければ、横田めぐみさんを守れたかもしれない」とのたまったそうだ。わけわかんないなあ。レイシスト石原は、「9条のおかげで見殺しにした。あんなものがなければ、 日本は返さなかったら戦争するぞと、攻めていく姿勢で取り戻せた」ってぬかしたことがあったけど、それと同じことが言いたかったのだろうか。
なんにしたって、「こういう憲法でなければ、横田めぐみさんを守れたかもしれない」なんて、そこらの酔っぱらったオヤジならまだしも、一国の総理大臣が口にするようなことじゃありません。この男は、自分の置かれた立場ってものの重みをまったく理解できてないんですね。だから、発言の中心にあるのは、いつだって「自分」なんだね。総理大臣というよりも、右翼が趣味(田原総一朗談)のアベ・シンゾーがどんな時にも顔を出しちゃう。だから、自分の言葉に自分で興奮して、あらぬこと口走ったりするんですね。大惨敗した参議院選の時の街頭演説なんかその典型だ。
乱立させている大好きな有識者会議のメンバーみたって、こやつが大所高所から「日本の行く末」をみつめているとはとても思えません。どいつもこいつも、つむじが右に曲ったお友だちばかりなんだね、これが。いじめ問題にかこつけて、「道徳の教科化」を性懲りもなく提言しようとしている教育再生実行会議もそのひとつ。子供たちに道徳を押し付ける前に、自分たちこそ「道徳心とはなんぞや」っちてことを勉強したほうがいいんじゃないの。迂回献金みたいなセコイ手口で相続税チョロまかしたなんて噂立てられる輩に「道徳」語られるほど、こちとら落ちぶれちゃいねえやい。って、誰に啖呵切ってんだ。
話を戻して、「いまみたいな憲法でなければ、横田芽めぐみさんを守れたかもしれない」なんて」ことを、党の会合とはいえ口走ってしまう、その心根の幼稚さに、暗澹とする日曜日なのであった。
【くろねこの競馬予想】
今年のフェブラリーステークスは、確たる本命不在で大混戦。そんな中、NHKマイルカップの覇者、カレンブラックヒルが注目されているけど、初ダートでG1ゲットできるほど甘くはないのが競馬というもの。で、期待したいのは、イジゲン。前走のジャパンカップダートで大惨敗したとはいえ、その前の武蔵野ステークスで出遅れたにもかかわらず上がり35.3秒で後方一気にまくった鬼脚は、文字通り異次元のもの。相手には、東海ステークスを快勝したグレープブランデー。その他では、安定度抜群のガンジス。最強世代と謳われた7歳馬ではワンダーアキュートの大崩れしない走りは抑えたい。
◎イジゲン、○グレープブランデー、▲ガンジス、△ワンダーアキュト、注カレンブラックヒル
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