もし、ロシアの隕石落下が、近くの原子力コンビナートを直撃していたら・・・&箱根山がちょいと不気味な動きをしているらしい。
ロシアの隕石爆発は、ミサイルの一斉射撃によるものという噂もあるようなんだが、果たしてそんなことができるものなのかね。それはともかく、隕石が落下したチェリャビンスクの北東72kmのところに世界最大の原子力コンビナートがあって、ベロヤルスク原子力発電所が稼働してるんだそうだ。万が一、隕石がそこにオチでもしたら、とてつもない大事故になっていたに違いないわけで、そりゃあ住民がパニックに陥ったってのもうなづけます。
火砕流が原発の新たなリスクとして浮上してきていることは、14日のエントリーで紹介したけど、隕石のリスクってのもあながちSFの世界だけのこととは限らないことが、今回の事件で証明されたってことなんだね。なんでも、「地球に落下する隕石は、直径約20センチ、重さ10キロのもので年間約800個」なんだとか。これを多いとするか、少ないとするかは意見の分かれるとこなんだろうけど、そのうちのひとつでも原発を直撃したら、おそらく想像することすらはばかれるような大惨事になるんでしょうね。そう考えると、原発安全基準なんてのは、これほどアテにならないものはないんじゃないでしょうか。だって、隕石のリスクなんて考えてもいないんだからさ。世界最高水準の安全基準が笑わせらあ。
で、自然の脅威ってのは、ある日突然襲ってくるわけで、どうやら箱根山で地震活動が活発化しているらしい。山が膨張する地殻変動も観測されているっていうから、ちょいと警戒した方がいいかもね。って、どう警戒すりゃあいいんだかわかんないんだけど。噴火の心配はないって気象庁あたりは言ってるようだけど、雪が降るかどうかでさえ当たんないんだから、あまり信用しない方がいいかも。箱根山は富士山とも密接な関係があって、万が一の時には、静岡の浜岡原発も危ないことになるんでしょう。3.11以降、地震の活動期に日本は入っているとも言われてるんだから、何が起きても不思議はないわけで、活断層がどうしたこうしたと煮え切らない会議やってる場合じゃないんだよね、原子力規制委員会もさ。
さすがに、隕石落下のリスクを回避するような安全基準なんか存在しないんであって、やっぱり原発やめようよ、ってことがリスク回避するために唯一できることなんじゃないでしょうか。もっとも、廃炉にしたところで、これから何十年先になるかわからないわけで、その間に隕石落ちてきたらワヤですから、なんとも手に負えないモンスターを人間は作り出してしまったってことなんだね。とどのつまり、地球にとっての脅威は、人間そのものってことなんですね。なんてこったい。
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