「政治家は公約を守らなくちゃいけない」(小室直樹)。それこそが、政治家の「矜持」だろうに、なんてこったい。
レイシト石原の三男坊、ボンクラ宏高がパチンコメーカーの社員を選挙運動員として使っていたのは公職選挙法違反じゃないかってんで釈明に大童のようだけど、説明すればするほどボロが出てきているようで、うまくいけば逮捕なんてことがあるかも・・・と、ちょいと期待の今日この頃。
レレレのシンゾーのTPP交渉参加表明について、ようやく東京新聞が「核心」のコーナーで、「『公約破り』党内に不安」の見出しで、自民党の「公約違反」に言及した。社説の「消費税増税しないという公約を破り、国民から見放された前政権がどんな運命をたどったのか、安倍氏ら政権や党の幹部の目には焼き付いているに違いない」と自民党の「公約違反」をそしりもしない大甘な論調はちょいと引っかかるが、ま、二論併記という新聞の常套手段ということなんでしょう。とりあえずは紙面で「公約違反」を訴えたことを良しとしよう。
全国紙がこぞってTPP大賛成で、レレレのシンゾーをヨイショしまくっている中、地方紙の頑張りはなかなかのもので、北海道新聞も社説で、「衆院選で掲げた公約との整合性も疑問が拭えないままだ」と怒っております。当然でしょう。
・北海道新聞
TPP交渉参加表明 「国益」損なう拙速な判断
かつて、今は亡き小室直樹先生は、
「一番日本人にとって理解ができないってのは、“政治家は公約を守らなくちゃならない”とこれがデモクラシーの第一歩ですけど、日本人に対してこれを理解させるくらい、困難なことはないですね」
とおっしゃっていて、
「もしも政治家がですね、なんかの事情で公約が守れないということがわかったら、ただちに辞職しないといけない」
とも卓見を述べている。これですよ、これ。昨日の党大会では、TPPこそが日本を救う、みたいなことをレレレのシンゾーは喚いていたが、小室先生ご存命ならば、せせら笑って切り捨てたことでしょう。
・誰も通らない裏道
小室直樹のデモクラシー講座
「公約を守る」ってのは基本中の基本で、だからこそ消費税増税で有権者を裏切った民主党はおっちんだわけだからね。あたかも、「自民党なら公約違反もOK」なんていうかのごとき報道のあり方ってのは、糾弾されてしかるべきなんだね。もっとも、糾弾するメディアがないのがやんなっちゃうんだけれど・・・。
何事も検証しないでやり過ごす、ってのが日本人の得意技とは言え、自民党の厚顔無恥も極まった「公約違反」に「NON」と言わない一般大衆労働者諸君も、結果は同罪なんじゃない・・・と自戒をこめて天を仰ぐ、春の嵐が吹きすさぶ月曜の朝であった。
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