「TPPに極秘条件」(東京新聞)・・・後発国には再交渉権も拒否権もないってさ。
何事も秘密裏に推し進められているTPP交渉に、後続参加国が極めて不利になる極秘条件があったっとさ。東京新聞がスクープしているのだが、カナダとメキシコが参加する際に、「交渉を打ち切る権利は九カ国のみにある」「既に現在の参加国間で合意した条文は原則として受け入れ、再交渉は要求できない」といった条件をのまないと参加させないぞって念書取られてたんだとか。で、当時のノダメ政権はそのことを知っていながら隠してたんだとさ。レレレのシンゾーも、知っていながら知らない素振りをしてるっていうから、なんてこったいなのだ。
昨日の予算委員会で、腹話術人形・原口一博の「(TPPに)後から参加すると不利になるんじゃないか」という質問に、「再協議できるかどうか判然としない部分もある。引き続き情報収集したい」ってレレレのシンゾーは答えている。カナダ・メキシコが渋々のまされた極秘条件のこと言ってたんですね。参議院本会議の代表質問の際には、「諸外国の活力を取り込んでいくためにも、日本が積極的に国際的なルール作りに参加していくことが重要だ」って息巻いていたが、なんのことはない後発国には再交渉権も拒否権もないんだから、ルール作りどころの騒ぎではありません。
TPPのみならず消費税増税や原発もそうであるように、どうも最近の政治ってのは、「由らしむべし知らしむべからず」っていう帝国憲法の時代に逆戻りしているようで、なんとも寒々しい。政治家はまるで特権階級のように驕り高ぶり、白紙委任されたかのように好き勝手のやり放題。何様のつもり、って言ってやりたいところだが、こんな奴らを支持するひともまたいるんだから、ほんに人生とはままならぬものよ、と悲嘆にくれる週末の朝であった。
・東京新聞 TOKYO Web
TPP参加に極秘条件 後発国、再交渉できず
極秘条件 6月には把握 TPP 政府公表せず
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