水位がジリジリ下がってたのに、日々のデータを整理・検証してなかったから水漏れに気がつかなかったそうです&PC遠隔操作事件に新たな事実。ニャンコに首輪は付け替えられていた!?
桜花賞はクロフネサプライズに期待したのだが、ちょっと流れが速くなって、中途半端な競馬になっちゃいました。ま、大穴ならと予想したアユサンが勝ったので良しとしよう。
でも、良しとならないのが、福島第一原発の貯水槽の水漏れだ。7日に水漏れが発覚したのとは別の貯水槽からも水漏れが発見されたってね。で、東電は何て言っているかというと、「大量漏洩はないと考えている」とさ。そんなもの誰が信じられますか。そもそも、今回の汚染水漏洩は突発的なことではなくて、以前から水位がジリジリと下がってのを知っていたっていうから、お話にならない。ようするに、知っていながらほっといたってわけで、そこを追求された東電の立地部長代理の三下は「あらためて整理すると(水位の低下)確認できるが、日々の作業で確認するのは難しい。危機意識が足りなかった」って言い訳する始末だ。
日々のデータを整理して、いま何が起きているかを検証するのが点検作業ってやつなんじゃないの。「日々の作業で確認するのは難しい」ってことは、ようするにルーティンワークのおざなりな点検でお茶濁してたってことでしょ。こういうのを世間ではサボタージュって言います。たぶん、原発ってのは何事につけても「馴れ」で、緊張感のカケラもない状況なんだね。そこで起きる事故のほとんどはヒューマンエラーが原因なのもよくわかる。
それにしても、汚染処理水のだだ漏れに対して、東電はほとんど無策っていう状況は恐ろしいことです。そのへんのところ、マスメディアはこれからどんな風にして報道していくつもりなんでしょう。なんといっても、数々のヒューマンエラーを見て見ぬふりしてきたマスメディアにも原発事故の責任の一端はあるのだから。
で、そのマスメディアの責任について、朝日新聞の元科学部長が『原子力報道 5つの失敗を検証する』(東京電機大学出版局)という著書で文字通り検証していることを東京新聞「こちら報道部」が報じている。いま原発の、特に福島第一原発の事故現場を取材していてる記者の必読の書だと思うけど、記者会見でキーボードとニラメッコしているようじゃダメだろうなあ。
ところで、PC遠隔操作事件はどうなっているのだろうと思ってたら、どうやらニャンコの首輪について不可思議なことが起きていたようで、そのあたりを江川紹子さんがリポートしてます。「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の八木会長のブログとあわせてご一読を。
・【PC遠隔操作事件】猫の首輪は付けかえられていた!(江川紹子)
・八木啓代のひとりごと
PC遠隔操作事件:猫の首輪の重大な謎
PC遠隔操作事件:猫の首輪の重大な謎2
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