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2013年4月28日 (日)

沖縄の歴史を権力者の側から見続けてきた世襲政治家による「主権回復の日」&「核最終処分場 知られざる交渉舞台裏」(TBS『報道特集』)に見るおぞましい原発利権の構造

 ちょびヒゲのヤメ検・若狭君が、参議院選挙に自民党から出馬する。「若狭勝氏につくづくがっかりしたのは、立憲主義を丸きり否定する憲法案を出している自民党に参加していったことですにゃ。憲法についてほとんど考えずに検察官をやり、弁護士をやり、コメンテーターしてたってことなんだろうにゃ」と猫女の江川紹子氏が嫌味なツイートしていたが、おっしゃる通りです。

 そもそも、このヤメ検に限らず、自民党の候補者はもとより、いま現在自民党に所属する議員は、すべからく自民党の憲法改悪草案を容認しているわけで、なんともおぞましい時代になったものです。その自民党が参議院選挙では圧勝するだろうてな予想を早々と新聞・TVは垂れ流しているんだから、これもまた共犯みたいなもんですね。

 で、今日4月28日は、懐かしの「ヨン・テン・ニイ・ハチ」、「沖縄反戦デー」です。レレレのシンゾーはあくまでも「主権回復の日」ということで式典開くようで、しかも今上天皇の臨席まで要請してるんだから、政治の皇室利用も極まれりってところか。

 沖縄といえば、くろねこの子供の頃には、ハッキリ言って、影に日に露骨に差別されていんだよね。たとえば、就職や結婚は、沖縄出身というだけでかなりのハンデだと聞いたものだ。就職では、特に金融機関は厳しかったらしい。なんでもありに見える芸能界だって同じようなもんで、だから仲宗根美樹が『川は流れる』のヒットでスターになった時には、沖縄出身ということがとんでもない話題になったものだ。つまり、特別視されていたんです。

 沖縄高校のエースとして甲子園に出場した安仁屋宗八が琉球煙草から沖縄初のプロ野球選手として広島カープに入団したのも、そんな時代でありまた。なんてったって、沖縄から初の甲子園出場を果たした首里高校は、パスポート持って甲子園に来たんですからね。甲子園の土をアメリカ施政下のため検疫で沖縄に持ち込めないなんてエピソードもあった。

 沖縄がいまより以上に差別されていた時代に、レレレのシンゾーは、少なくとも物心ついていたんだよね。ひょっとこ麻生に至っては、差別する側の御曹司でもあったわけで、つまりは沖縄の歴史をずっと権力者側の立場から見てきたってことなんだね。だから、沖縄にとって屈辱の日である4月28日を「主権回復の日」として憚ることがないわけです。

 沖縄独立論っていうのが単なる妄想でなくなる日が、ひょっとしたら来るかもしれない。その時になってようやく、「琉球処分」以来の屈辱の歴史に終止符が打たれるのかもしれない。

 ところで、琉球処分の先駆けとなったのが島津藩の侵攻作戦だったわけだど、その鹿児島の南大隅町で、核燃料の最終処分場をめぐって、町長が民間の怪しげな人物に委任状を託していたってんで問題になっている。で、その実態を、昨夜のTBS『報道特集』が「核最終処分場 知られざる交渉舞台裏」としてドキュメントしていた。モナ細野、ゴロツキ仙谷、東電の勝俣、南大隅町長、フィクサーXが去年の夏前から何度となく秘密の会合開いて、最終処分場建設の談合してたってわけです。ようするに、最終処分場をめぐる利権の相談でしょ、ぶっちゃけたところ。

 でもって、笑っちまうのは、南大隅町長。TBSの1年にわたる取材で、会合に出向く様子をVTRに撮られちゃって、委任状まで突きつけられてるのに、「いやあ、字は似てるけど、書いた記憶がない」てなことぬかしてたんだが、とうとう最後は泣きが入っちゃって、「一度ついた火を消すのはものすごく大変なんですよ。その辺は理解して欲しいと思います」なんてぬかす始末だ。いやいや違うだろ。火をつけたどころか、火に油を注いだ張本人なんだから、何を盗人猛々しいことおしゃまんべなのだ。

 とにかく、凄まじい利権の構造をご覧ください。

【NEWS23のスクープ報道を再編集+α】鹿児島県・南大隅町を“核のゴミ捨て場”にしようとする誘致活動で中心的な役割を果たしたX氏についての掘り下げ/報道特集

【くろねこの競馬予想】

 今年の天皇賞は、ゴールドシップの優位は揺るがないところ。きゃくてんがあるすれば、生粋のスイヤーの他はない。というわけで、相手にはデスペラード。前々で競馬した時のフォゲッタブルの前残りもあるかも。外国から参戦のレッドカドーも、スタミナがあるだけに不気味だ。
◎ゴールドシップ、○デスペラード、▲フォゲッタブル、△レッドカドー、トーセンラー、フェノーメノ

 

 

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