問責決議否決。脅しが罷り通るわかりやすい政治、ってことですか&地下水流入を阻止するために凍土作戦。B級SF映画もどきの発想に、心が凍る思いがする。
お子ちゃま市長・橋↓君への問責決議は、公明党が「市長選と参議院選のW選挙になるぞ」っていう脅しに屈したおかげで、否決されちゃいました。なんかアホくさい話だ。で、その結果を受けて、お子ちゃま市長の代貸し・松井君は、「問責決議の重さを理解してもらった」なんてことほざいてる。つまり、「ちょいと脅せばこんなもんだす」ってなもんなんだろうね。お子ちゃま市長はお子ちゃま市長で、「自分の言っていることは正しいと思っている」っていまだに強弁する始末だ。ヤクザの抗争もどきの脅しによる駆け引きをしているだけなんだね。おそらく、このひとたちの頭の中には、生活困窮して餓死した母子のことなんか、カケラほども存在してないでしょうね。
ところで、汚染水の元となる地下水が原発建屋に流れ込まないように、凍土方式による遮水壁を設置するそうだ。簡単に言ってしまえば、原発の周りの土を凍らせて壁にしようってんだが、こんなことが実際に可能なんだろうか。その昔、東宝の奇想天外なSF映画に『妖星ゴラス』というのがあった。地球に衝突しそうな小惑星を回避するために、南極だか北極だかに巨大なジェットエンジンを設置して地球の軌道を変えるという奇妙奇天烈な内容だったが、ついこの映画を思い出してしまった。にしても、凍土作戦とはねえ。なんだか、心が凍る思いがするのは、くろねこだけだろうか。
・遮水壁、凍土方式を採用=福島第1の地下水流入抑制-2015年度稼働・政府対策委
で、汚染水と言えば、原子炉建屋に流れ込む地下水を海に放出しようという計画があったんだが、漁業関係物の反対で頓挫していたわけです。でも、さしたる代替案も出てくるわけもなく、またしても漁業関係者に理解を求めたっていうね。地下水だって放射能に汚染されているだろう、っていう懸念については、「生活用水としても使えるレベル」って説明したらしいが、すかさず「それなら飲んでみればよい」って声が上がったそうだ。これは当然だね。そういえば、園田とかいう政務官が記者会見で煽られて、福島第一原発の汚染水を飲んだことがあったっけ。
・「安全なら飲んでみろ」=東電、地下水放出説明-漁業者から厳しい声・福島第1
それはともかく、地下水の海への放出って、東電と漁業関係者がいくら話し合ったって解決しないんじゃないの。このことって日本だけの問題ではなくて、海洋汚染につながるかもしれないという恐れだってあるんだから、それこそ国際会議という舞台の中で論じるべきなんじゃないのかねえ。国もなんか冷ややかにしてるけど、ひょっとして関わりたくないってことか。どう考えたって、漁業関係者に補償さえすればいいじゃん、っていう問題ではないのは確かなんだからさ。本当は深刻な問題なのに、国がさもたいしたことのないような振りをしているのは、おそらく原子力マフィアの息がかかってるからなんでしょう。って、またしても妄想の朝を迎えたのであった。
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コメント
卑怯者、腰抜け、日和見、穀潰し、裏切り者、間抜け、オタンコナス・・・。
金子勝が、自民、維新、公明のトライアングル、とお怒りだ。
表で自民党を補完し、裏で維新とつるみ、
何が「平和と福祉」の党てんだ。
そこで一句。
公明の、正体見たり、自民仮名(けみょう・字余り)
投稿: 岡目五目 | 2013年5月31日 (金) 14時06分