前門の地震、後門の火山。自然の脅威を前にして「世界最高の安全技術」なんてあり得ようもない&田代元検事の「不起訴不当」議決を受けて、補助弁護人の選定について東京弁護士会に公開質問状
7月から施行される原発規制新基準の中に、原発から160km圏内の火山活動のチェックっていうのがあるそうだが、日本にある活火山ってのは、なんと全世界の約7%なんだそうな。でもって、すべての原発の160圏内にひとつは火山があって、多いところでは10以上の火山がひしめいているとか。原発の大敵は地震や津波だけでなく、火山という厄介者もあったわけですね。
では、どうやって火山活動をチェックするかというと、これがなんとも覚束ない。噴火の予兆はキャッチできても、どのくらいの規模の噴火になるかは予測がつかないんだとか。でも、実際に大規模な噴火が起きれば、火砕流は押し寄せるわ、火山灰は降り積もるわで、原発なんかひとたまりもないわけで、おそらくこの世の地獄みたいなことになっちゃうんでしょうね。「世界最高の安全技術」なんてもがあったとしても、地震や火山の噴火が相手ではとうてい太刀打ちなんかできるもんではないんであって、ようするに「世界最高の安全技術」なんてものはこと原発に関してはあり得ようもないってことです。とっとと、原発なんかやめるこった。
・東京新聞 TOKYO Web
噴火の危険度 難しい予知 原発新基準に対策義務化
その原発だけど、原子力村のネズミ男・茂木君が、「原発の安全性確保に関し『産業界や学会の専門家を集めた研究会を開催したい』と述べ、専門家による組織設置を検討する考えを明らかにした」ってね。GW中の外遊先で、この男は「電力会社を中心にした原発の安全性を検討する新組織の設置を健闘したい」てなことぬかしてたんだが、おそらくその延長戦上にこの研究会ってのはあるんでしょう。つまりは、原子力村の再編成・再構築を意味してるんですね。「産業界の専門家を集めた研究会」ってことは、御用学者を囲い込みますよってことです、おそらくは。今後どんな動きになっていくのか、要注意です。
ところで、「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が、作文・田代の「不起訴不当」議決を出した検察審査会の補助弁護人を務めたヤメ検を推薦した東京弁護士会に対して、その選考理由などについて公開質問状を提出しました。その経緯などは、八木会長のブログをご一読ください。
・八木啓代のひとりごと
東京弁護士会に公開質問状を出してまいりました
・公開質問状
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