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2013年5月 9日 (木)

北関東の川のセシウム汚染が凄まじいことになっている&東電はフクイチの地下水を海に放出しようとしているけど、汚染されていないという保証はどこにもない!

 消費税還元セールはやってはいけない、なんて素っ頓狂なこと言ってたと思ったら、業界からの突き上げもあったんでしょう、「消費税」っていう言葉をいれなければお咎めなしだと。なんのこっちゃです。誰のためにもならない規制条例がひとつできたたげで、こんなことして遊んでるんだから国会議員ってのは楽なもんだ。

 で、もうひとつ笑っちゃうのが、元外務大臣の眼鏡おばさん・川口順子君が、中国に外遊に行って、帰国を1日延ばして環境委員会をスッポカシたってんで、解任騒ぎになってることだ。自民党は国益が優先だとかなんとか大げさな言い訳してるけど、実際はそんなたいそれたもんではなかったんじゃないのかねえ。ようするに、ふざけやがってってことなんだと思う、野党の立場としては。なんでそうなっちゃうかと言えば、文化放送『おはよう寺ちゃん』で孫崎亨氏も指摘していたように、ようするに普段から野党との付き合いをないがしろにしてるから、こういう時にしっぺ返しを食らうってわけです。

 永田町という猿山見てると、野村のセリフじゃないけど、「バッカじゃなかろかルンバ」ですね・・・ったく。

 でもって、「バカじゃなかろかルンバ」の総本山、東電が、福島第一原発の汚染水対策のために地下水を海に放出するってね。このまま地下水が原子炉建屋に流れ込むと、1日400トンの汚染水が増え続ける計算になるからっていうのがその理由だそうな。でも、地下水そのものが汚染されていないっていう保障は何もないのが現実なんですね。「地下水の放射性物質濃度は、周辺の河川と変わらないレベル」って東電は説明しているけど、そんなこたあこれまでの東電の隠蔽体質見ていれば、にわかには信じられたものではありません。

 実際に、河川の汚染ってのは相当なものがあるわけで、環境省がGW前にこっそり発表した公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果」によれば、北関東の河川の汚染度は凄まじいものがある。たとえば、鬼怒川の支流で1万3000ベクレルというセシウム濃度が測定されているとか。これは、去年の測定結果の4倍っていうから、日々汚染は進行しているんですね。こうなると、川魚なんかも危険なんだろうね。うっかり食べちゃったら、内部被曝の可能性だってないとは言えない。

Photo

 こう見てくると、「地下水の放射性物質濃度は、周辺の河川と変わらないレベル」って東電は言ってるけど、だったら「周辺の河川の汚染度」をどの程度調査したのかって聞きたくもなろうというものだ。おそらく、ちゃんとしたデータとって、時間をかけて調査なんかしてないんだと思う。北関東の河川がこれだけ汚染されてるんだもの、原発周辺の河川がまったく影響を受けていないなんて思うほうがアホらしい。

 とりあえず、地下水の海洋放出は地元の漁業関係者の了承を条件としているらしいけど、裏では金でホッペ叩くような交渉してないでしょうねえ・・・と、疑心暗鬼の清々しい朝である。

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受信: 2013年5月12日 (日) 00時35分

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