「憲法のみが一度も改正がないのは日本を覆う閉塞感の大きな要因」(渡辺喜美)だそうです。なんでもかんでも憲法のせいにするってのは、つまりは政治家としていかに無能かって言ってるようなもんなんだね。
昨日、ちょいと上野まで出かけた息子が、「右翼の街宣がすごかった」と言っていたが、聞くところによると銀座を練り歩いた右翼関係のデモでは「赤報隊義挙支持」なんてノボリまで出ていたそうだ。26年前の憲法記念日に朝日新聞阪神支局が襲撃され、記者2人が死亡した赤報隊事件が、「義挙」としてまた甦ってくるとはねえ。改憲が現実味を帯びてきて、つむじが右に曲がったひとたちは心ウキウキってことなんでしょうね。
でもって、大臣センセイたちもGWで心ウキウキしちゃったようで、レレレのシンゾーを筆頭に、閣僚18人中11人が外遊しとります。ひょっとこ麻生は、インド、スリランカへ。存在感まるでなしの外務大臣・岸田君はメキシコ、パナマ、ペルーへ。おどおど目つきの小野寺防衛大臣はアメリカヘ。てな具合に、世界を股に駆けて遊びまわってます。
毎年のことだから、いまさら目くじら立てても仕方がないが、そんな浮かれ気分に東日本大震災の被災地のひとたちは、さぞかし苦々しく思っていることでしょう。ましてや、「改憲」なんか被災者にとっては、言葉は悪いがクソの役にも立ちません。憲法論議の中には、生存権なんいてのもあるんだが、被災者にとってはまさにその生存権が脅かされてるんだよね。「町の除染は進んでいないし、自分が現在置かれている不安だらけの現状を考えると、国は自分たちの基本的人権の尊重について、どう考えているのかと考えてしまう」という声もあるのだが、自民党の憲法(改悪)草案では、「公益および公の秩序」が優先で、個人の権利なんてのは後回しだから、そんな声を聞く耳は持ってません。
・福島民友ニュース
「改憲より現状解決を」 不平等感じる被災者
昨日の新聞・TVも、憲法論議は低調だったもんね。それどころか、外国では何回も憲法を変えている、なんて論調で、あたかも「改憲」がグローバルスタンダードであるかのように誘導する始末だ。みんなの党のアジェンダ渡辺君なんかも、「憲法のみが一度も改正がないのは日本を覆う閉塞(へいそく)感の大きな要因。改正手続きの簡略化を図ることも大事だ」なんてほざいてるけど、なんでもかんでも憲法のせいにしちゃう言い草ってのは、ようするに政治家としていかに無能かって言ってるようなもんなんだよね。
・朝日新聞デジタル
(憲法はいま)改憲、手続き論先行 与党内から異論も
そもそも、改憲、改憲って国会議員が喚くことがおかしくないか。憲法ってのは国を縛るためのものであって、そこには国会議員だって含まれてるはずだ。だからこそ、憲法99条では、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、 この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と定められている。
植草一秀氏がブログで、「実際に憲法改正案が発議されることになるなら、その可能性があるのは、現時点では自民党憲法改正草案だけだ。国会の議席配分を見れば明白だ。そうであるなら、テレビでの討論会は、自民党憲法改正草案の検討会にするべきだ」と指摘していたが、ごもっともなことです。さすれば、いかにこのところの急激な「改憲」ムードが危なっかしいものかわかろうというものだ。
・植草一秀の『知られざる真実』
「やらせ会見」にしか見えない安倍首相記者会見
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