投票率43.5%は、いくらなんでも恥ずかしい。
自公全員当選、共産倍増、民主・維新惨敗・・・ま、選挙結果は予想されていた通りで、いまさら驚くほどのこともないのだが、なんともやりきれないのは43.5%という惨めな投票率ですね。約600万人の有権者が投票しなかったわけで、やっぱり「投票は権利」なんてぬるいこと言ってるようじゃだめなのかもね。事の善し悪しはこの際置いといて、「投票は義務」だから「罰則」もあり、なんてことにしない限りは投票率は上がらないかも。
ま、「罰則」云々は極論としても、「争点がわかんない」とか「誰がやっても変わらない」とか、「おまかせ民主主義」を結果として良しとしてしまっている有権者の意識にも大いに問題があるんじゃなかろうか。おそらく、日本が軍国化していく時代にも、同じようなことが有権者の心の動きとしてあったのだろう。で、気づいた時には遅かった、てなことになるんだね、これが。棄権という行為は現状容認したことであって、白紙委任したようなもんなんですね。為政者ってのはこういうのを徹底的に利用しますから。
早速のところ、娘が東電のアンポンタン幹事長・石破君なんか、「アベノミクスが評価をいだいた」なんてトンチンカンなこと言ってます。棄権したってことは、こうしたまぬけな発言も認めざるを得ないってことです。「いやいや、そんなつもりはないぞ」ってな負け惜しみは通用しませんから。こうやって、声なき声ってやつをうまい具合に利用して、恣意的に世論をある方向に持っていくのが権力の常で、棄権という行為はそれに加担してることにもなるんだね。
16日のエントリーで、「(投票率が)50%切ったら、都民は物笑いのタネになることは間違いない」って書いたんだけど、43.5%っていう数字は物笑いのタネどころじゃないかも。恥ずかしすぎだろう。もっとも、自民・公明圧勝って結果は、投票した43.5%の有権者のうち、多くのひとが自民・公明に投票したという悲しい現実を突きつけられたってことでもあるんだね。投票しなくちゃ何も始まらないとはいえ、その結果がこれだもんな。
ま、今後の楽しみは惨敗した日本維新の会の内輪揉めですね。お子ちゃま市長は惨敗したら責任とるって言ってたんだから、ここは是非ともお引取り願いたいちょいと暗めの月曜日であった。
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コメント
参院選では、都議選に棄権した56,5%の都民の奮起に期待。
もっとも、現状追認。お任せ民主主義に慣れた都民には無理なことか。
久し振りだねえ、こなっちゃん。健次郎やモンブランはどうした?
投稿: 岡目五目 | 2013年6月26日 (水) 21時33分
民主党が惨敗することは、予想されたとはいえ、菅・野田と続いた「嘘つき民主党」への風当たりは未だに衰えないということでしょう。
特に「嘘つき民主党」を主導した菅は、お膝元の現職を落しちゃったんだから、もう市中引き回しの上斬首というとろでしょうか。
傍らの女房殿曰く。民主党の受け皿が共産党になったね。ぬべなるかな。
ところで、37%当選の市長が言うように、50%以下なら無効ということで、もう一度選挙やり直したらどんなもんでしょう。
で、特段の事情が無い限り棄権したヤツからは、5000円の罰金を取る、とかなんとか。
だって、今は入院している人にだって無理やり投票させているじゃん・・・。
投稿: 岡目五目 | 2013年6月24日 (月) 11時11分