甲状腺がん12人。でも、放射線は関係ないそうだ。将来の訴訟を見越して「因果関係はない」って言い訳するための布石か&国連の人権人道大使が委員会で切れちゃいました。「笑うな、シャラップ!」だって。ああ、恥ずかしい。
ちょいとハラハラのWカップ決定。本田、よくぞど真ん中に蹴った。勇気に拍手。これでしばらくは心落ち着いてサッカーが楽しめる。
ところで、国連のなんたら委員会が、福島第一原発事故による住民の健康への影響はない、ってな見解をまとめたってことを1日のエントリーで紹介した。でもって、今度は福島県の県民健康管理調査で、18歳以下で甲状腺がんの診断が確定した人が12人、がんの疑いが15人って発表があった。この結果を聞けば、やっぱり福島第一原発事故の影響が出始めてるんだなあ、と思いたくなるのが人情というもの。
ところがです、調査をした福島県立医大は「福島第一原発事故の放射線の影響は考えられない」って言い放ってます。その理由ってのが、もう耳タコなんだが、「チェルノブイリ原発事故によるがんが見つかったのが、事故の4~5年後以降だった」からなんだと。
こういう言い草ってのは、おそらく将来的に甲状腺がんの患者が多発した時に、「原発との因果関係はない」って突き放すための布石ですね。水俣病などの公害訴訟とまったく同じことが繰り返される可能性は大きいんだろうなあ。結局のところ、福島第一原発事故のツケは、すべて今の子供たちが将来払わされることになるんでしょうね。
ようするに、国連なんたら委員会の「健康に影響なし」と福島県の「放射線の影響は考えられない」ってのは、世界中の原子力マフィアがこぞってフクシマをなかったことにしようとしている流れの一環ってことです。
・47NEWS
甲状腺がん「確定」12人に 福島18歳以下、疑いは15人
このところ、ネットではちょいと話題になっていた国連の人権人道担当大使の暴言について、今日の東京新聞『こちら特報部』がリポートしていた。どんな暴言かというと、拷問禁止委員会でのことで、アフリカのモーリシャスの委員から「(日本の刑事司法が)中世のようだ」と指摘されたことについて、上田秀明とかいう人権人道担当大使が、「んなこと言うけど、日本は世界一の人権先進国だぜ」って反論したそうだ。ところが、その途端に会場に苦笑の輪が広がったってね。そりゃそうだ、日本の悪名高き代用監獄制度なんてのはこの委員会では有名で、勧告まだ出されてますからね。
で、この大使は切れちゃいました。アフリカの奴らに笑われてたまるか、ってな差別意識もあったのかなかったのか、そんなことは知りませんが、「笑うな、シャラップ!」ってやっちまいました。会場は凍りついたそうです。「なんだこいつ」ってなもんだったんでしょうね。
ああ、これでまた日本の政治家や官僚の国際感覚のなさが、世界でモノ笑いのタネにされるんだろうなあ。安倍、橋↓、石原、猪瀬・・・こやつらの品のない言動を耳にするたびに日本人であることが恥ずかしく思える今日この頃なのであった。
・「日々坦々」の資料ブログ
国連委員会で逆ギレ、暴言 世界を呆れさせた「人権人道大使」の正体
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コメント
今回の、甲状腺がん12人は間違いで、正しくは確定12人+疑い15人の合計数の27人が甲状腺がんです。
前回2月発表の3人確定7人疑いの発表では、
毎日新聞だけは、他とは違い『疑い』とは細胞診の陽性の意味で、8割の確率でガンである報道していた。
それなら最終的には3万8千人の検査で8~9人の発症数であると毎日新聞は言っていることになります。
今回も同じで、実数は倍増します。
福島県の健康管理調査検討委員会の責任者である福島県立医大の鈴木真一教授は『細胞診検査の精度(確率)は9割』と明確に答えていた。
目の前の真実は、もっと恐ろしかったのである。
投稿: 宗純 | 2013年6月 9日 (日) 10時10分