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2013年7月31日 (水)

「改憲はナチスの手口に学べ」ってさ。安倍といい麻生といい、世襲政治屋って、やっぱりクズですね。

 わずか18%程度の得票率で白紙委任でももらったかのように自民党は臆面もなく牙を剥き出し始めたようですね。レレレのシンゾーが集団的自衛権行使容認を秋の臨時国会で表明するらしいというニュースが流れたと思っていたら、今度はその露払いでもするかのようにひょっとこ麻生がヒットラーを引き合いに出して改憲を吠えたってね。

<集団的自衛権>「行使容認」臨時国会で表明検討

改憲でナチス引き合い 麻生副総理、都内講演で

 でも、引き合いに出されたヒットラーこそいい面の皮で、こんな男に何がわかる、ってあの世で嘆いてるかもしれない。なにしろ、言ってることがめちゃくちゃなんだね。こんな具合です。

(これより引用)

ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。
誰も気がつかない間に変わった。
あの手口を学んだらどうだ。

(引用終わり)

 まるで窃盗団の親分が手下に説教垂れてるみたいで笑えるんだが、言ってる内容は政治家が口にすることではありません。これって、聞きようによっては国民に対するあからさまな挑発でしょう。ひょっとこ麻生は「あの手口」って言ってるんだが、これはヒットラーが憲法改正要件を形骸化した巧妙な改定案のことで、憲法96条改悪しようとしていることとつながってるんですね。これによって、ナチスは全権委任法なんていう錦の御旗を手に入れるわけです。

 こうした歴史的経緯を振り返れば、ひょっとこ麻生の発言はけっして見逃すわけにはいかないわけで、これをスルーしている新聞・TVってのはもはや政府の広報としての役割以外の何物でもないってことです。ヨーロッパでこんな発言してごらんなさい、謝罪じゃすみませんよ。いまごろ大炎上で、即刻引退でしょうね。江戸時代なら、さしずめ蟄居閉門です。

 それにしても、レベルが低い、低すぎる。21世気のご時世にナチスだのヒットラーだのって言葉を政治家、それも副総理・財務大臣という立場の政治家がモノのたとえとして口にするなんてのは、それこそ日本の恥です。こんなロクでもない世襲政治屋を跋扈させてしまった参議院選というのは、将来に禍根を残すメモリアムになるかもしれない・・・てなことをつぶやいてみる今日この頃であった。

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コメント

追伸
かつて、ユダヤ人虐殺の「ガス室はなかった」を特集した文芸春秋の「マルコポーロ」を廃刊に追い込んだ、ユダヤ問題監視機関の「サイモン・ヴィーゼンタールセンターが、早速麻生に「ナチスの手口に学ぶ発言の意味を説明せい」と噛み付いている、とブログ「憂き世の日々に・・」が伝えている。

投稿: 岡目五目 | 2013年7月31日 (水) 21時18分

「力は正義」というブログをさ迷っていたら、その昔のプラトンの「国家の中で正義とは強い者の利益に他ならない」というのに突き当たった。

そして、「しばしば権力や武力を行使する者の論理または強弁に使われる」とも・・・。

ひょっとこ麻生もその類でしょう。

プラトンの言葉を麻生が知っているとは思わないが、右翼と同じように単純に「平和を守るのは武力だ。戦って勝ち取るものだー」と思っているのでしょう。

日本には「無理が通れば道理引っ込む」という諺があるが、ドイツにも「力は正義の先に立つ」という諺があるそうな。

ヒットラーはこれに触発されたか。

投稿: 岡目五目 | 2013年7月31日 (水) 20時46分

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受信: 2013年7月31日 (水) 12時24分

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