日銀総裁はいつから政府の幇間になったんだろう&社会保障制度改革というのはつまるとろ老人と貧乏人は早く死ねってことなんだろうか。
レレレのシンゾーと一緒で、経済のことはよくわからんのだけど、日銀ていうのは一体何のために存在するんでしょう。「通貨の番人」ってことが言われるけれど、これもいまひとつわかりにくい。少なくとも政府の下請け機関でないことは確かなんだろうけど、とするなら下町のオッサン風情の日銀黒田君のアベノリスクへのお追従ってのはちょいと目に余るんじゃなかろうか。昨日は、消費税増税に前向きな発言したようだけど、これじゃまるでレレレのシンゾーの幇間(たいこもち)ですね。幇間というのは何事も旦那の言いなりで、白いものも旦那が黒と言ったら「そうでげす。おっしゃる通り」とヨイショしなくちゃいけない。でも、あくまでもヨイショだから、その結果にはなんの責任も取りません。日銀黒田君のやってることは、これと同じようなもんです。なんか、日銀総裁ってえらく安っぽい存在になったものだと感じる今日この頃なのだ。
ところで、社会保障制度改革国民会議とやらが、社会保障の負担を「年齢別」から「能力別」に切り替えて、高齢者にも応分の負担を求めていくって方針を立てたそうだ。「給付は高齢世代中心、負担は現役世代中心という構造を見直す」なんてもっともらしいこと言ってるが、その現役世代の非正規雇用者の比率が40%近くまでいってるという現実をほったらかしのままで将来の社会保障制度のあり方を論じること自体無理があるんじゃないだろうか。さらには、生活保護費の引き下げなんてのも片方にはあるわけで、高負担高福祉ならまだしも、高負担低福祉じゃ一般大衆労働者諸君はたまったもんじゃない。
・社会保障改革国民会議 年齢別から能力別へ 高齢者も応分の負担求める
にしても、社会保障改革のひとつだった年金の一元化ってのはどうなったんだろうね。そもそも、国民年金、厚生年金、共済年金なんて複数の制度があること自体おかしな話で、金満家だろうが貧乏人だろうが、年金なんてものは国民等しく同じ制度のもとにあるべきなんだね。だから、最低保障年金という考え方には一理あるんだろうけど、これまた財源どうすんだって意見が必ず出てきてちっとも話が前に進まない。財源どうすんだってよく政治家は口にするが、そこをなんとかするのが政治ってもんじゃないのかねえ。って、落語に出てくる隠居の爺さんみたいになっちゃったけど、つまるところ社会保障制度改革ってのは、老後にこれだけの年金あげますよ、そのためにはこれだけの負担が必要ですよ、っていう具体論で語ってくれないとまったく説得力がないってことなんだね。いずれにしても、「年齢別」から「能力別」への切り替え、なんて言葉遊びしてる場合じゃないことだけは確かな火曜の朝であった。
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コメント
「税と社会保障の一体改革」てェのは、税の使い方を「コンクリートから人へ」転換し、医療や年金や生活保護などを充実するのかと思っていたら、税金は上げる一方で社会保障は切り下げる、てェことが、ようやくわかったアホな「岡目五目」であった。
そういやあ、平成9年(1997)に53兆9千億円もあった税収が、なーんも有効な手立てもしなかったために平成23年(2011)には40兆9千億円にも減っているがな。
その一方で、消費税収入は9兆3千億円から10兆2千億円に増えているてんだから、ノドから手が出るほど引き上げてェわけだ。
納得。納得しながら改憲症候群の狂人の高笑いが耳から離れない「岡目五目」なのである。
投稿: 岡目五目 | 2013年7月30日 (火) 18時32分