たった2年前に起きた事故をなかったことにして再稼働申請とは・・・。しかも、「電気料金値上げ」までチラつかせて脅しをかけるゴロツキ電力会社
このひと月ほど、突然腎臓に結石ができちまって鬱陶しい日々を過ごしておりましたが、ようやく昨夜石が出てきてなんだかホッとした朝である。石が出る時は結構痛いなんていう経験談も友人から聞いていたのだが、まったく何事もなくスンナリと出てきたのは喜ばしいかぎりでありました。それにしても、結石発見をFacebookに書き込んだとたん、ボクもワタシもとけっこう皆さん石持っているひとって多いのには驚かされた。なかには、「あの痛さを経験しないうちは真の石持ちではない」なんて心やさしい(?)コメントしてくれる友人もいたりして、ま、病気自慢で盛り上がったのでありました。
結石と言えば、原発ってのはいまや日本の結石みたいなもんなんですね。廃炉するにしてもいろいろと痛みが伴うわけで、人間にはコントールできないってところも結石に似ています。そんな物騒な原発を、電力各社は新しい規制基準に合わせるように再稼働申請に向けて動き出している。で、なんとまあ、東電さえも柏崎刈羽原発の再稼働申請を表明してくれちゃいました。福島第一原発の事故原因すらわかっていないってのに、よくもまあってなもんです。
東電の無責任さに、新潟県の泉田知事の怒るまいことか。住民無視もはなはだしいってわけだが、是非ともこの怒りを持続して、再稼働を阻止して欲しいものだ。原発をなくすためには、東電はもとより原発を維持・推進しようとしている国への怒りを持続させることしかないんだよね。こちらが怒りをおさめてしまったら、もうその時点で日本中の原発が動き出す。
電気代値上げまでチラつかせて脅しをかけてくる東電の思惑の背景には、原発維持・推進に地道をあげる自民党がいるわけで、参院選の争点から「エネルギー問題」がどんどん影をひそめている現状を見ればそれは明らかなんですね。「喉元過ぎれば・・・」って言葉があるけど、たった2年前に起きた悲惨な事故をなかったことにしようってんだから、こんなベラボーな話はありません。こんなアホくさい政治が続くなら、もう一度原発事故が起きればいい、なんて悪魔のささやきが聞こえてくる今日この頃なのだ。
| 固定リンク
« 選挙前とはいえ、自民党議員の買春スキャンダルをスルーする新聞・TVのご都合主義 | トップページ | 「ノーリターン・ルール」の抜け道を使って原子力規制庁に食い込む経産省&自民党が建設業界に4.7億円の寄付をおねだり。国土強靭化政策のこれが実態です。 »
「東京電力」カテゴリの記事
- 東電が装置の取り付けミスでデブリ取り出しに失敗・・・こんな初歩的なミスをする企業に原発を扱う資格はない!!(2024.08.23)
- 「強い決意と覚悟の下、社長である私が先頭に立って対応に当たりたい」(小早川東電社長)・・・だったら、汚染水飲みながら、燃料デブリ取り出しで、原子炉内に突入したらどうだ!! (2023.08.25)
- 「汚染水」を「処理水」と言い募る新聞・TV・・・「処理水だから安全」のイメージ操作か!!&「海洋放出」以外の方法について政府もメディアもなぜ口をつぐむのか!!(2023.08.23)
- IAEAが福島第一原発の処理水の海洋放出計画について「国際的な安全基準に合致する」・・・でも、「この報告書は、その方針を推奨するものでも、支持するものでもない」ってなんのこっちゃ!!(2023.07.05)
- わずか3回の審理で東電の3悪人に無罪判決・・・電力幹部に原発事故の刑事責任はないなんて、天に唾する東京高裁!!(2023.01.19)
コメント