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2013年7月 3日 (水)

たった2年前に起きた事故をなかったことにして再稼働申請とは・・・。しかも、「電気料金値上げ」までチラつかせて脅しをかけるゴロツキ電力会社

 このひと月ほど、突然腎臓に結石ができちまって鬱陶しい日々を過ごしておりましたが、ようやく昨夜石が出てきてなんだかホッとした朝である。石が出る時は結構痛いなんていう経験談も友人から聞いていたのだが、まったく何事もなくスンナリと出てきたのは喜ばしいかぎりでありました。それにしても、結石発見をFacebookに書き込んだとたん、ボクもワタシもとけっこう皆さん石持っているひとって多いのには驚かされた。なかには、「あの痛さを経験しないうちは真の石持ちではない」なんて心やさしい(?)コメントしてくれる友人もいたりして、ま、病気自慢で盛り上がったのでありました。

 結石と言えば、原発ってのはいまや日本の結石みたいなもんなんですね。廃炉するにしてもいろいろと痛みが伴うわけで、人間にはコントールできないってところも結石に似ています。そんな物騒な原発を、電力各社は新しい規制基準に合わせるように再稼働申請に向けて動き出している。で、なんとまあ、東電さえも柏崎刈羽原発の再稼働申請を表明してくれちゃいました。福島第一原発の事故原因すらわかっていないってのに、よくもまあってなもんです。

東電が柏崎刈羽再稼働申請の意向表明、新潟知事は猛反発

 東電の無責任さに、新潟県の泉田知事の怒るまいことか。住民無視もはなはだしいってわけだが、是非ともこの怒りを持続して、再稼働を阻止して欲しいものだ。原発をなくすためには、東電はもとより原発を維持・推進しようとしている国への怒りを持続させることしかないんだよね。こちらが怒りをおさめてしまったら、もうその時点で日本中の原発が動き出す。

 電気代値上げまでチラつかせて脅しをかけてくる東電の思惑の背景には、原発維持・推進に地道をあげる自民党がいるわけで、参院選の争点から「エネルギー問題」がどんどん影をひそめている現状を見ればそれは明らかなんですね。「喉元過ぎれば・・・」って言葉があるけど、たった2年前に起きた悲惨な事故をなかったことにしようってんだから、こんなベラボーな話はありません。こんなアホくさい政治が続くなら、もう一度原発事故が起きればいい、なんて悪魔のささやきが聞こえてくる今日この頃なのだ。

 

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