チェルノブイリ事故による内部被曝の危険性に警鐘をならしたために逮捕・投獄されたバンダジェフスキー氏の爪のアカを「放射能はカラダにいい」なんてことを平然と言ってのける御用学者センセイに飲ませてやりたい。
どんよりした曇り空を見上げつつ、新聞開いて今日の運勢に目をやれば、「あさはかな者ほどよくしゃべる。深き者は沈黙する」とのお言葉が。レレレのシンゾー、お子ちゃま市長、レイシスト石原、アポンタン幹事長、御用ジャーナリスト、御用学者、御用評論家、御用コメンテーター、原子力村の人々etc・・・いろんな顔が思い浮かぶ月曜の朝であった。
あさはかと言えば、活断層の疑いがあると言いながら、大飯原発動かしたまま活断層診断している原子力規制委員会も似たようなもんです。それをまた疑問にも思わず淡々と報道する新聞・TV。こうしたハンチクな人たちを見ていると、深き者は沈黙する、とは言うものの黙っていてはいけない時もあることを心得る者こそ、真の深き者かもしれないとつくづく思うのであった。
で、このところ気になることがあるのだが、福島第一原発事故による被曝について、どうも感心が薄らいできているような気がしてならないのだが、いかがなもんなんでしょう。そればかりか、山本太郎が被曝の恐怖について声を上げれば、デマだなんだとネガティブキャンペーン張る御仁もいたりする。それがまた、反原発の立場のセンセイだったりすると、なおさらゲンナリしてくるのだ。
放射能における被曝というのは専門家にだって未知数なことが多いのは事実だが、だからといってその危険性を過小評価していいわけがない。むしろ、過大に評価するところから始めないと、特に子供たちのを被曝から守るこはできない。って、断定できるデータを持っているわけではないが、沈黙する多くの深き者はおそらくそう感じているはずだ。
今朝の東京新聞「こちら特報部」は、チェルノブイリ事故で低線量内部被曝に警鐘を鳴らし、そのために逮捕・投獄されたユーリー・バンダジェフスキー氏の来日講演をリポートしていた。「放射能はカラダにいい」なんてことをギミックにしろ、平然と言ってのける日本の御用学者のセンセイにバンダジェフスキー氏の爪のアカほどの勇気というか正義感というか義侠心みというか、他者を思いやる気持ちがあったなら、この国も少しは救われるのだろうが、それはない物ねだりにしかすぎないんだろうなあと思ったら泣けてきた、これまた月曜の朝なのであった。
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コメント
原子力基本法では、年間の被爆量が1msv以下と決められているそうだが、いつの間にか20msvでもいいことになっちゃている。
国際放射線防護委員会(ICRP)てえところが、事故後の復旧期は20msvでもいいと言ったことが根拠になっているらしいが、汚染水は流すは、蒸気は噴出させるはの事態なのに、これで復旧期といえるんかいなあ。
やはり、原子力ムラのみなさんには、双葉町でも飯館村でも移住して肌身で感じてもらわにゃあ、こんな「人バカ」にした数字はだせませんわなあ。
投稿: 岡目五目 | 2013年7月29日 (月) 23時05分