「改憲は歴史的使命」(安倍晋三)だそうだが、ならば正々堂々と選挙で戦え。それとも、「わかんないうちにやっちゃえ」っていう手口がもう始まっているとでも・・・。
朝からのエアコン工事が終わり、ようやく快適な仕事部屋へとリフレッシュして、気分爽やかな夏の一日ではあります。
で、ほっと一息ついて新聞開けば、爽やかな気分が吹っ飛ぶようなトンデモニュースが・・・。11日のエントリーで、レレレのシンゾーの私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が集団的自衛権行使容認を提言するらしいと書いたが、なんとまあそのヤラセ懇談会が集団的自衛権の対象国をアメリカ以外にも拡大するって企みを提言に盛り込むんだとか。これはもう、いつでもどこでも戦争できる体制にするぞってことですね。たかが私的諮問機関が何を言うか!
でもって、レレレのシンゾーはシンゾーで、地元の山口県での夕食会の挨拶で、「憲法改正に向けて頑張っていく。これが私の歴史的な使命だ」とくっちゃべってたそうだ。この男の信用の置けないところってのは、こういうところなんだね。つまり、選挙中は、「景気回復」「ねじれ解消」だけを訴えて、「改憲」なんかには触れようともしなかったくせに、選挙で大勝した途端、正体をあらわにしだしたってわけです。こういう手口こそ、ひょっとこ麻生が放言した「ナチスの手口に学べ」の本質で、わかんないうちにやっちまえ、ってことなんだね。
そして、こうした「わかんないうちにやっちまえ」って手口が成功するためには、マスメディアのフォローが当然必要になってくる。ひょっとこ麻生の「ナチスの手口に学べ」発言のスルーの仕方、さらにはレレレのシンゾーの「憲法改正は歴史的使命」発言に対する他人事のような報道の仕方・・・等々、おしなべて集団的自衛権行使容認が既定路線でもあるかのような無批判報道こそ、レレレのシンゾー一派を増長させている元凶なのだ。
こうしたことは今に始まったことではないのは重々承知だが、これほど露骨な、それこそ「手口」ってのはそうそうなかったんじゃなかろうか。「権力の監視」という矜持もなんのその、消費税増税のお目こぼしが欲しいばかりに、権力と手を結ぶマスメディアに明日があるわけがない。
最後に、シベリア抑留を生き延びたお年寄りの言葉を紹介して、お後がよろしいようで。
「時代に合わないから(憲法を)変えるというのは言いがかりです」(東京新聞より)。レレレのシンゾーなんかにゃ、わからんだろうなあ。
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コメント
改憲症候群原発セールス狂真正冷血漢隠れナチ党員が「改憲は歴史的使命」と本性を現し、法制局長の首を挿げ替えて私的意見を公的意見にすり替え、追従するマスメディアを含めて、「戦争の出来る国」への準備が着々進められている。
「憲法前文」に何が書いてあるのか、このバカ共は知らないのか。
熱中症の脳味噌が爆発する。
自民党には、三木武夫はいないのか。
投稿: 岡目五目 | 2013年8月14日 (水) 21時32分