「はだしのゲン」貸し出し禁止で松江市に批判殺到だそうだが、そのきっかけとなった「歪んだ歴史認識」に根ざした団体の存在をスルーした報道ってのはどうも胡散臭い。
熱中症で亡くなるひともいるってのに、よくもまあ甲子園では野球をやってるもんだ。と思ってたら、昨日はとうとう常総学院のエースが脚にけいれん起こして降板。結局、延長サヨナラ負けしちゃったが、このことについてまったく批判らしき記事が見られないのもなんか納得いかない。朝日新聞デジタル版は、「熱中症の恐れがあったため、一度ベンチへ。それでも『投げたい』と志願した」なんて美談めかしたこと書いていたけど、そんな場合じゃないんじゃないのと毒づきたくなる今日この頃ではある。
ところで、「はだしのゲン」の貸し出し禁止に対して、松江市に批判が殺到しているってんだが、自民党憲法草案が狙っていることはこういうことなんですね。つまり、今回の松江市教育委員会のやったことってのは、へたすると将来にわたって日常化する危険があるってことです。だから、松江市教育委員会だけを批判しても始まらない。要は、こうした愚かな行為が国家レベルで横行しかねない時代が間近に迫っているという認識を持つことなんだね。
さらに、大いに問題にしなくてはいけないのは、貸し出し禁止にするきっかけになった陳情書を提出した「市民」とやらが、どうも在特会に関係している人物だってことだ。TVのワイドショーは、ここをねぐって教育委員会ばかりに批判の矛先を向けているが、そうじゃないだろう。「歪んだ歴史認識」に根ざした団体のクレームに、教育委員会がいとも簡単に唯々諾々と屈してしまうことこそ問題なのだ。
教育再生会議とやらが道徳教育を必修化しようなんて画策しているいま、「はだしのゲン」貸し出し禁止ってのは、ひょっとしたらその試金石的な役割を担っているのかもしれない・・・なんてことを妄想してみる、ちょいと二日酔い気味の火曜の朝であった。
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