B52が水爆を落っことしていたってさ。高度に管理された爆撃機でもこうなんだから、原発をコントロールしようなんてのは神をも畏れぬ所業なんだね。
昨日のTV番組で、オザワンが「政界再編」について熱く語ったそうなんだが、何をいまさらという感は否めない。「自民党に対抗できる受け皿」って言われてもねえ。衆議院選で「脱原発」で野党をまとめ切れなかった時点で、オザワンのご威光にも翳りが出たことは間違いないからね。スッカラ菅君との民主党代表戦に破れてからというもの、お題目唱えるのはいいんだけど、どうもいまひとつ行動力に欠けているんですね。だから、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」なんてことになっちゃう。もう、オザワンでは野党再編は無理だろうし、いつまでもオザワンじゃないだろうと思う今日この頃なのだ。
ところで、1961年にB52爆撃機がノースカロライナ州を飛行中に、水爆を落っことしていたってね。なんでも、「広島型原爆260個分に当たる4メガトンの威力」があって、もし爆発してたら「死の灰が首都ワシントン、フィラデルフィア、ニューヨークなど大都市まで及び、数百万人の命が危険にさらされた」ってんだから、笑い話じゃすみませんよ、ったく。
落っことした水爆は2個で、そのうちのひとつは起爆装置が作動していたそうだ。で、4つある安全装置のうち3個までが機能せず、もっとも単純なスイッチがかろうじて残っていたために爆発しなかったんだとか。かつて、ソ連の原子力潜水艦が核爆弾搭載したまま沈没したことがあったけど、その比ではありませんね、この事故は。しかも、公文書情報公開法で機密指定が解かれたからこの事故が明るみに出たそうで、レレレのシンゾー一派が画策している特定秘密保護法案が成立したら、こういう情報は未来永劫、闇に葬られることになるんですね。
ま、それはともかくとして、公文書情報公開法によって明らかになった公文書によれば、1950年~68年の間に核兵器に関する重大事故は「少なくとも700件」は起きてたんだとか。ここまで多いと、事故によって核爆発が起きなかったのは、単なる偶然でしかなかったってことか。こうなると、原発に飛行機が墜落しないとも限らないっていう危惧も、あながち大げさなものではないね。なんてったって、高度に管理されているはずの爆撃機が水爆落っことしちゃうくらいなんだから、飛行機が原発を直撃する確立のほうがはるかに高いんじゃないの。数字に弱いから、計算したわけじゃないけど。
ようするに、この世の中に「絶対」なんてことはないってわけです。だからこそ、「完全にコントロールされている」とか「完全にブロックされている」なんて発言は、神をも畏れぬ言い草であって、ま、そのうちあの男には天罰が下りますよ・・・なんて墓前に祈りたくなる墓参り予定の日曜日である。
| 固定リンク
« 「今は必ずしもアンダーコントロールではない」(猪瀬都知事)。だったら、IOC総会やり直しだね。オリンピック返上だあ! | トップページ | 「解雇しやすい特区」は国家認定の「タコ部屋」ですね。「労働」は「使役」になります。 »
「小沢一郎」カテゴリの記事
- 立憲民主党の代表選を裏で操る小沢一郎の党内工作!!(2024.07.26)
- 「野党の共闘態勢を構築できる体制に変えなければ駄目だ。泉氏なら沈没だ」(小沢一郎)と言いつつ「執行部を一新しないと、国民民主党や日本維新の会と話ができない」とは・・・はて?(2024.07.10)
- 「野党一本化、選挙目的だけは野合」(茂木敏充)→「そっくりそのまま、お返しします」(小沢一郎)!! (2023.06.19)
- 自民党がトイレや浴場などの「女性専用スペース」を確保するための議連を立ち上げ・・・マンガだね!!&立憲に野党候補一本化に向けた「有志の会」!! (2023.06.17)
- メディアは自民党内抗に大はしゃぎするよりも、憲法違反の「臨時国会拒否」の方がよっぽど重要だろう!!(2021.09.02)
「原発」カテゴリの記事
- 「原発依存度低減」から「原発の最大限活用」へ・・・地震大国でこの能天気、正気か!!(2024.12.18)
- 東電が装置の取り付けミスでデブリ取り出しに失敗・・・こんな初歩的なミスをする企業に原発を扱う資格はない!!(2024.08.23)
- 原発建設費を電気代に上乗せを経産省が検討・・・言ってみれば、原発建設税ってことか! イカレてる!!(2024.07.25)
- 能登半島地震の混乱に乗じて辺野古基地建設に着手!!&志賀原発に設計想定外の揺れ!!&大川原化工機冤罪事件で国と都が控訴!!(2024.01.11)
- 「原発には現時点で異常がない」(林官房長官)→志賀原発では「冷却ポンプが一時停止」「変圧器付近で爆発音と焦げ臭い匂い」→これでも「異常なし」!? (2024.01.02)
コメント
「秘密保護法」てェのは、戦前の治安維持法や軍機保護法と同じで、当該省庁が「こりゃあ秘密だ」といえば「秘密」になっちゃうという代物で、秘密の基準は、政府にとって都合の悪いものはみんな「秘密」になっちゃうわけだ。
その上、国民にとっては、何が「秘密」かさっぱり分からず「秘密保護法違反で逮捕」されてから「秘密」が分かるんだけれども、「他言無用」、口を滑らしたらまた逮捕だ。
と、書いてる「岡目五目」も何が何だか分からなくなったあー。
ひょっとこが言っていた「ナチスに学べ」とはこういうことだったのかな。
投稿: 岡目五目 | 2013年9月22日 (日) 20時57分