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2013年10月18日 (金)

名張毒ぶどう酒事件再審請求棄却したのは札付の裁判官みたいですね&「知る権利」「取材の自由」に「配慮」してくれるだそうだ。こんな傲慢不遜にも沈黙守る新聞・TVは、どんな鼻薬嗅がせられてるんだろう。

 名張毒ぶどう酒事件の再審請求棄却は、驚き桃の木の判決だ。一審無罪で、再審開始決定判決も出た事件で、いまさらながら「自白の信憑性」がどうしたこうしたという理由で再審請求を棄却するとはねえ。少なくとも、「疑わしきは被告人の利益に」っていう原則に照らし合わせれば、ここは再審開始するが筋ってもんでしょう。

名張毒ぶどう酒事件 最高裁再審退ける

 聞けば、今回の決定を下した櫻井龍子っていう裁判長は、御殿場事件の上告棄却した張本人だってね。御殿場事件ってのは、強姦されたとされる少女の証言の信憑性が疑われたにもかかわらず、犯人とされた少年たちに有罪判決が下った事件で、いまでも冤罪が強く疑われている。TVでも長野智子が追求してたけど、結局は上告棄却で、少年たちは収監された。その事件の裁判長かあ。やっぱりなあ。

 名張毒ぶどう酒事件がここまでもつれにもつれたのは、証拠が少なく、自白に頼った捜査だったのが原因で、可視化されていればもっと早くに解決(=無罪)してたはずなんだね。その可視化を実現するはずだった検察改革は一歩も前に進まず、それどころかどんどん後退してるのが現状で、今回の再審請求棄却というのも司法が検察と一心同体ってことをはしなくも証明したんじゃなかろうか。可視化は遠くなりにけりか。

 ところで、秘密保護法案の修正案ってのがまとまったそうだ。しかしまあ、これが噴飯モノなんですね。たとえば、「知る権利」「取材の自由」についてなんか「国民の知る権利の保障に資する報道・取材の自由に十分に配慮しなければならない」だとさ。配慮ですよ、配慮。傲慢不遜も極まれりです。「知る権利」「取材の自由」というのは、権力に配慮されるものではなくて、権力を縛っているものなんだね。つまり、「知る権利」「取材の自由」の前には、秘密保護法といえども平伏しなくちゃならないわけで、配慮なんて言葉使うこと自体が倒錯してます。

秘密保護法案修正案要旨

 さらに、「法令違反や著しく不当な方法によるものでない限りは正当な業務による行為とする」からお咎めなしよ、ってなこと言ってるんだが、何をもって不当な方法とするかが問題なんですね。そもそも、取材に正当も不当もありはしません。ようするに、自分たちの都合の悪いことはすべて不当な取材ってことにしようっていう魂胆でしょう。西山事件で「秘かに情を通じ」って事件を矮小化した手口が、いまさらながらに思い出されるってなもんです。

 公明党との出来レースでどんどん秘密保護法案成立が既成事実化されているが、一部を除いて新聞・TVの無関心ぶりにはまあ呆れます。昨日の代表質問に、レレレのシンゾーは「この15年間で公務員による主要な情報漏洩事案を5件把握している。法整備は喫緊の課題だ」って息巻いたようだがどんな情報が漏洩したのか教えてしてほしいものだ。で、そのおかげで国益ってやつがどれほど損なわれたのか検証してほしいものだ。そして、そのことが何故に秘密保護法案に結びつくのか、論理的かつ理性的に説明してほしいものだ。

 おそらく、できやしないでしょう。日本版NSCとセットで「戦争のできる国」にすることこそが、この法案の目的なんだから。

 「何が秘密? それは秘密です」(東京新聞「こちら特報部」より)なんて笑えない時代もすぐ目の前か・・・植木等じゃないけど「フザケヤガッテ フザケヤガッテ フザケヤガッテ コノヤロー・・・泣けてく~る♪」。てなわけでお後がよろしいようで。

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コメント

裁判官はそれぞれ独立した機関、と聞いた覚えがあるけれど、やっぱり組織を守るアホだったりして・・。

「秘密」は「秘密」で、「知る権利」も「取材の自由」も「秘密」の前には無力だったりして・・・。

いよいよヒットラー的政治が始まる前兆だったりして・・・。

ところで、軍国主義者の顔がむくんでいたようにみえたが、岡目五目のひがみか?

投稿: 岡目五目 | 2013年10月19日 (土) 00時07分

「厚労省官僚の良心」

竹原信一さんのツイッターで次の記事を見つけました。

>#140字革命 南相馬 大山こういち ‏@MinamisomaOyama 9月26日
✴《原爆被ばく者援護法》は

1?基準で出来ていた!

厚労省が白状

1?以上被曝させてはならない

★21分20秒!
【ここに全ての解決の答えがある!】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Ch_m-ZyQwQA

これで「原子力ムラ崩壊」決定!http://mak55.exblog.jp/19677228/
竹原信一さんがリツイート

厚労省が白状、とあります。ミスター100ミリシーベルト山下前教授を前面に押し出す極悪非道地位協定スパイ違憲厚労省官僚の中に、人間としての良心を取り戻した人が居るのでしょう。

厚労省官僚出身だった松井広島市長ですが、今年の8月6日平和式典で述べた演説を大脇道場!さまで見つけました。日本国平和憲法を誠実に遵守する、人間としての良心に溢れた名演説であると思いましたので全文転載します。

>>http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-2581.html

広島市は毎年8月6日に、原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願って平和記念式典を行い、広島市長が「平和宣言」を世界に向けて発表しています。広島・長崎の悲惨な体験を再び世界の人々が経験することのないよう、核兵器をこの地球上からなくし、いつまでも続く平和な世界を確立しようと、これからも平和宣言は訴え続けていきます。

平和宣言


「あの日」から68年目の朝が巡ってきました。1945年8月6日午前8時15分、一発の原子爆弾によりその全てを消し去られた家族がいます。「無事、男の子を出産して、家族みんなで祝っているちょうどその時、原爆が炸裂(さくれつ)。無情にも喜びと希望が、新しい『生命(いのち)』とともに一瞬にして消え去ってしまいました。」

幼くして家族を奪われ、辛うじて生き延びた原爆孤児がいます。苦難と孤独、病に耐えながら生き、生涯を通じ家族を持てず、孤老となった被爆者。「生きていてよかったと思うことは一度もなかった。」と長年にわたる塗炭(とたん)の苦しみを振り返り、深い傷跡は今も消えることはありません。

生後8か月で被爆し、差別や偏見に苦しめられた女性もいます。その女性は結婚はしたものの1か月後、被爆者健康手帳を持っていることを知った途端、優しかった義母に「『あんたー、被爆しとるんねー、被爆した嫁はいらん、すぐ出て行けー。』と離婚させられました。」放射線の恐怖は、時に、人間の醜さや残忍さを引き出し、謂(いわ)れのない風評によって、結婚や就職、出産という人生の節目節目で、多くの被爆者を苦しめてきました。

無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛(さいな)み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり「絶対悪」です。原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。

辛く厳しい境遇の中で、被爆者は、怒りや憎しみ、悲しみなど様々な感情と葛藤(かっとう)し続けてきました。後障害に苦しみ、「健康が欲しい。人並みの健康を下さい。」と何度も涙する中で、自らが悲惨な体験をしたからこそ、ほかの誰も「私のような残酷な目にあわせてはならない。」と考えるようになってきました。被爆当時14歳の男性は訴えます。「地球を愛し、人々を愛する気持ちを世界の人々が共有するならば戦争を避けることは決して夢ではない。」

被爆者は平均年齢が78歳を超えた今も、平和への思いを訴え続け、世界の人々が、その思いを共有し、進むべき道を正しく選択するよう願っています。私たちは苦しみや悲しみを乗り越えてきた多くの被爆者の願いに応え、核兵器廃絶に取り組むための原動力とならねばなりません。

そのために、広島市は、平和市長会議を構成する5,700を超える加盟都市とともに、国連や志を同じくするNGOなどと連携して、2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に全力を尽くします。

世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、人類の進むべき道を示す地でもあります。また、北東アジアの平和と安定を考えるとき、北朝鮮の非核化と北東アジアにおける非核兵器地帯の創設に向けた関係国の更なる努力が不可欠です。

今、核兵器の非人道性を踏まえ、その廃絶を訴える国が着実に増加してきています。また、米国のオバマ大統領は核兵器の追加削減交渉をロシアに呼び掛け、核軍縮の決意を表明しました。そうした中、日本政府が進めているインドとの原子力協定交渉は、良好な経済関係の構築に役立つとしても、核兵器を廃絶する上では障害となりかねません。ヒロシマは、日本政府が核兵器廃絶をめざす国々との連携を強化することを求めます。そして、来年春に広島で開催される「軍縮・不拡散イニシアティブ」外相会合においては、NPT体制の堅持・強化を先導する役割を果たしていただきたい。また、国内外の被爆者の高齢化は着実に進んでいます。被爆者や黒い雨体験者の実態に応じた支援策の充実や「黒い雨降雨地域」の拡大を引き続き要請します。

この夏も、東日本では大震災や原発事故の影響に苦しみながら故郷の再生に向けた懸命な努力が続いています。復興の困難を知る広島市民は被災者の皆さんの思いに寄り添い、応援し続けます。そして、日本政府が国民の暮らしと安全を最優先にした責任あるエネルギー政策を早期に構築し、実行することを強く求めます。

私たちは、改めてここに68年間の先人の努力に思いを致し、「絶対悪」である核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向け力を尽くすことを誓い、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げます。

平成25年(2013年)8月6日
 広島市長 松井 一實

投稿: 通りがけ | 2013年10月18日 (金) 13時42分

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