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2013年10月17日 (木)

秘密保護法案成立の危険性大だというのに、そっちのけで「軽減税率」をおねだりしている新聞協会の愚。

 伊豆大島の土砂崩れは凄まじいことになっている。上空からの映像で見れば一目瞭然で、あれだけの土砂が一気に押し寄せたら、そりゃあひとたまりもありません。あの土砂を放射能汚染水水に置き換えれば、福島の海がどれほど汚されたかわかろうというものだ。放射能には色がついてないから、その汚染が見えないだけで、実際は福島の沖合いは放射能色に広範囲にわたって染め上げられていることでしょう。

 で、その汚染水について、レレレのシンゾーは微妙に言い回しを変えてきてますね。民主党のカバ男・海江田君の代表質問に応えて曰く、「全体として状況はコントロールされている」だと。「完全に」を「全体として」なんて曖昧模糊とした表現にすり替えたわけです。これが飲み屋での論争だったら、「薄汚ねえ野郎だ」って罵倒されてますね。

 民主党のカバ男君も罵倒してやればよかったんだが、まあ、迫力のないことといったら、まさに「青菜に塩」の風情でありました。これほどオーラのない代表じゃあ、民主党は消滅するのをただ座して待つしかないでしょう。突っ込みどころ満載の国会だというのに、戦略も戦術もまるでなし。国会ってのは論争の場のはずなんだが、レレレのシンゾーのうわ言のような所信表明演説を論破しようっていう気合も気迫もこの男には感じません。ボーっとしているのは風貌だけじゃなくて、頭の中もモヤがかかってちゃってるんだろうね。

 こんなんじゃ、秘密保護法案はスンナリ成立しちゃう危険性大ですね。公明党は要求していた「知る権利」「取材の自由」が担保されたからって、秘密保護法案受け入れに傾いちゃったようだから、数で押し切られちゃうだろうね。にしても、どれだけ「知る権利」や「取材の自由」が担保されているかはまったく不透明で、修正案を公明党に伝えた礒崎とかいう首相補佐官は、「その趣旨を盛り込んだ書きぶりとなっている」ってなことぬかしてます。あくまでも「書きぶり」なんだね。これって、担保されたことにはならんでしょう。

 ようするに、それらしい文言は盛り込まれているんだろうけど、解釈次第でいかようにもとれる官僚お得意の曖昧表現になっているはずなんだね。拡大解釈ってのは、このテの法律を運用する時の常套手段で、どなたかがツイッターでつぶやいていたけど、「秘密保護法案は小さく生んだ大きく育てる」ものらしいから、成立した暁には改定と拡大解釈がどんどん進んでいきますよ。公明党も「平和の党」が聞いて呆れます。

公明、秘密保護法受け入れへ=政府修正案、近く国会提出

 日本新聞協会は、昨日も鹿児島で開かれた新聞大会で、「軽減税率のおねだり」をしたようだが、んなことより戦前の治安維持法にもつながる秘密保護法案こそ全力で阻止すへきなのに、へたすると権限税率と秘密保護法案をバーターしかねないほど劣化しちゃってますから、これからますますレレレのシンゾーは付け上がっていくんでしょう。この程度の世襲政治家に牛耳られちゃうんだもの、この国の将来は知れたものです・・・なんとまあ、トホホことよ。

軽減税率求め特別決議…鹿児島で新聞大会

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コメント

あれ、特定秘密保護法って、まだ成立していないんかね。

だって、TPPとやらは、ナーンも担当者以外は知っちゃあいけないんでしょ。

これこそ秘密じゃない?

でもって、「知る権利」とか「取材の自由」とか書き込んだからといったところで、「秘密」の前には、ナーンも役に立たないんだよね。

なんもかんも「秘密」だもん。

投稿: 岡目五目 | 2013年10月17日 (木) 21時30分

新聞協会の厚顔無恥ぶりには言葉がありませんね。

昔の人はいいこといいました

「貧すりゃ鈍する」

本当だね。

投稿: こなつ | 2013年10月17日 (木) 16時05分

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宮沢賢治の生きた時代背景で、 幸徳秋水事件、2.26事件、勿論北一輝とか石原莞爾、国柱会、満州国建設・・飢饉、三陸沖地震と大津波、口減らし、女衒、都市と農村、貧困から軍隊志願、公安、親鸞と日蓮、浄土真宗と法華経・・・父と息子、夢と現実、ベジタリアンと肉食... [続きを読む]

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