首相動静は特定秘密ねえ。こうやって、どんどん秘密の定義は拡大解釈されていくというわけですね&憲法・刑法学者が秘密保護法案反対表明。TVで偉そうにコメントしているジャーナリストの皆さんはどうして声を上げないんでしょう。
みずほ銀行の暴力団融資は、明らかに暴力団排除条例に抵触してますね。で、頭取が責任とって半年間報酬ゼロにするってんだが、これがなんと年収1億1600万円もあるもんだから、半年無給といったって5800万円はいただけるんだってね。ベラボーな話だ。「われわれの給与は業界の常識から設定されており、突出して高くない」なんて浮世離れした開き直りしてるようだが、こんな銀行になけなしの金を預けているかと思うと虚しくなってくる。そろそろ口座の解約を検討するか。
ところで、政界の渡り鳥ホステス・小池百合子センセイが、新聞の首相動静について、「国民の『知る権利』の範囲を超えている」から「見直せ」ってのたまったそうな。ま、秘密保護法案がらみでちょいと目立ちたくてパフォーマンスのつもりで口走ったんだろうが、まあ、非難ごうごうです。当たり前ですね。でも、こうやって秘密指定ってのはどんどん拡大解釈されてくんだってことがはしなくも露呈されちゃったんだから、その意味では大いに意義のある発言だったってことか。
憲法や刑法の学者265人が秘密保護法案に反対声明を発表したのも、こういうお馬鹿な発言をするセンセイ方にまかしておいたら、この国はヤバイぞ、っていう危機意識の現れなんでしょう。それはそれで大いに歓迎すべきことなんだが、何度も言うけど、駄目なのはマスメディアなんだね。新聞もTVもひどいもんです。演歌歌手みたいな名前の森雅子センセイが、秘密保護法案の「不当な方法による取材活動」とは「西山事件に匹敵するような行為と考える」って記者の質問に応えたのにも、まったくは反応してなかったからね。
沖縄密約を曝露した西山事件は、「ひそかに情を通じ、これを利用して・・・」って文言一つで事件が矮小化され、国の「嘘」がウヤムヤにされちゃったわけで、そんな事件を引き合いに出されてもシレっと受け流しちゃうんだもん、ジャーナリズムとしての矜持もへったくれもありません。
ジャーナリストを気取るニュースキャスターや新聞記者出身のコメンテーターのセンセイたちの動きも鈍いもんね。鳥越君も大谷君も、ちょこちょこ発言はしているようだけど、組織だって反対表明するような動きはまったくないですから。ま、電波芸者の田原総一朗あたりが出張ってこないだけまだいいか。筑紫哲也が存命であったらどうしただろう、なんてつまんない妄想してしまう雨模様の火曜の朝であった。
| 固定リンク
« 秘密保護法案慎重審議を82.7%。世論操作(調査)をもってしても民意を「完全にコントロール」できなかったわけか&東電が除染費用支払い拒否したってことは、国民に対してケツまくったってことですね。慮外者めが。 | トップページ | トルコ原発建設受注。自分の家のトイレが汚物垂れ流してるに、ご近所のトイレ工事請け負ってどうする&婚外子相続差別違憲判決にイチャモンつけけて、民法改正を阻む自民党のお歴々。 »
「秘密保全法案」カテゴリの記事
- ゴーン追い出しの日産社長に不当報酬・・・同じ穴の狢め!!&元プロ野球選手の自民党議員に証券会社が利益提供!&周庭さんの名を騙り、幸福実現党が悪質なデマ!!(2019.09.06)
- 国連報告者が「日本のメディアの独立性に懸念」の勧告!!&パンプス強制は「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲」(根本厚労大臣)。これってパワハラだろう!!(2019.06.06)
- 情報漏洩の元自衛隊幹部は起訴猶予。オリンピック運営費は6倍の1兆8000億円、さらにエンプレムで不正投票・・・誰も責任とらない「不思議の国、ニッポン」。(2015.12.19)
- 会計検査院が特定秘密保護法にクレームつけてたそうだが、法案審議中には公にならずに、なんでいま頃になってニュースになるのか。(2015.12.09)
- 元陸上自衛隊東部方面総監のロシア武官への機密漏洩は、そこらの役人が公共事業の入札情報を漏らすのとはわけが違う。(2015.11.22)
コメント