原子力損害賠償支援機構が所有する東電株売って除染費用にしようなんて話が出ているようだ。税金注ぎ込んでる会社の株が売買されて、どこかの誰かが濡れ手に粟って寸法か。
緊急会見という噂が飛びかっていたからいったい何事、ひょっとしたらまたお腹痛くなったのか、それともどっかの国に宣戦布告でもするのか・・・てな具合に妄想たくましくしていたのだが、なんのことはないNHKを私物化したレレのシンゾーの生CMっってことだったんですね。アホくさ。
アホくさいとくれば、原子力損害賠償支援機構が所有する東電株を売却して福島の除染費用に使おうというニュースなんかその典型です。もはや破綻している会社で、税金が注ぎ込まれてどうにか企業としての体裁を保っている東電の株ですよ。ああ、このブラック企業を潰さないのはこういうことだったのかと改めて思う今日この頃なのだ。
2000円以上ついていた株価もいまや500円くらいまで落ちているとは言え、それなりの価値があるってことがそもそもアホくさいことだ。東電株握っている国策に乗じた金満家にとっては、これは朗報ですね。本来ならゴミにしか過ぎないはずの東電株に対して、いやいや一定程度の価値はありますよって政府がお墨付き与えたようなもんなんだからね。
『大番』の主人公、ぎゅうちゃんみたいな愛すべき相場師なんてのは小説の世界の中だけのことで、しょせん株なんてものは博打みたいなもんです。だから、東電の株主には当然、株主責任ってのがあるはずなんだが、国はどこまでこのひとたちにはおやさしいんでしょう。
で、話は変わって、特定秘密保護法が成立してからというもの、週刊誌がこの法律に対してどんなスタンスをとっているかという検証を、マチベンさんがブログで自由研究している。偉そうなこと言ってる週刊誌が、実はいかにヘタレかっていうことがよくわかる力作です。ご一読を。
・街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋
雑誌広告短評 秘密保護法成立の翌週に週刊誌は何を伝えたか マチベンの自由研究
【くろねこの競馬予想】
先週の阪神が幼稚園のお嬢ちゃんの運動会だったように、今週の朝日杯フューチュリティステークスもまた幼稚園のお坊ちゃんによる徒競走みたいんなもんです。で、今年はどうも骨っぽいお坊ちゃんがいないようで、サクラバクシンオー産駒のお転婆娘、ベルカントが参戦してきました。
鞍上は武豊で、唯一勝ち星のないG1ということもあって、人気になっていますが、果たして思惑通りにいくかどうか。そこがこのレースのボイント。ま、ここもベルカントがどんな走りをするのかじっくり見る競馬というところでしょうか。個人的には、ショウナンアチーヴとショウナンワダチにちょいと期待してみたいところです。
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コメント
株には無縁の「岡目五目」でも、業績のいい会社の株価は上がり、悪い会社の株価は下がる、てェことぐらい知っている。
で、ほとんどてェいうか、税金じゃぶじゃぶつぎ込んで倒産している東電の株が、13日の引けで521円もしているんだから驚きだ。
支援機構が何株持っていたか、幾らで買ったのか知らんけれど、幾らで売るんでしょうかねェ。
それで、これ以上損しないように早いとこ処分した方がいい、とかなんとか国民を洗脳して、東電救済資金に充てるんですか?
何か、ややこしいけれど、元々税金で買った株なんだから、いずれにしても損をするのは国民だ。
責任者出てこい、ってんだ。
投稿: 岡目五目 | 2013年12月15日 (日) 17時01分