辺野古埋め立て承認は、沖縄県民同士で血を流せって言ってるようなもんです。
なんとも気分の悪い記者会見だった。辺野古埋め立て承認を発表するひょうろく玉・仲井真沖縄県知事のニュースを観ながら、改めてこの国の政治家の言葉が乱暴なものになったかを再認識した。丁寧に説明しようという気などサラサラないんでしょう。まるで小学生の朗読のようにたどたどしく原稿を読むだけで、まるで他人事なんだね。
で、原稿読み終えてからの質疑応答が、これがまた誠意のカケラもないもので、なによりも埋め立て反対を訴える県民に対して無礼ですね。TVのニユースで、「この知事はウチナンチューじゃない」って語る県民の声があったが、おっしゃる通りです。
なによりも、「安倍内閣の沖縄に対する思いが、かつてのどの内閣にも増して強いと感じた」なんてヨイショ発言までしちゃうんだもん、そこまでレレレのシンゾーに肩入れする理由を知りたくなろうというものだ。おそらく、弱み握られちゃったんじゃないの。なんでも、知事選の時に徳洲会グループからの支援を受けたことがここにきてズッシリと響いてきている、なんて風の噂もチラホラだから。やましいことがタンマリとあるもんだから、一刻も早く会見終わらせたかったんだろうね。
「そんなにレレレのシンゾーを信用しちゃっていいの」ってな意味の質問を投げかけられて、「国の総理がしっかりと取り組むということが最高の担保だ」なんて答えちゃってたけど、当のシンゾーは「できることはすべてやっていく」と言ってるたげで、つまりは「できないことはしないよ」ってことかもしれないんだよね。っていうか、きっとそうです。それが、沖縄を騙すいつもの手口です。おそらく、ひょうろく玉はそんなことは百も承知。そもそも、「県外移設」という公約がまやかしだったんだから、同じ穴のムジナ同士が、最後の最後で茶番劇を共演したってことなんだね。
で、けっこう笑えたのが、目が泳ぎっぱなしの防衛大臣・小野寺君で、ひょうろく玉の会見の後、承認書の写しを見せびらかしつつ意気揚々と囲み取材受けてました。獅子頭・猪瀬君の借用書会見を思い出しちまった。なんで、こうもやることが幼稚なんだろうね。
年明けに名護市長選があるけど、その結果いかんでは沖縄に血の雨が降ります。ひょうろく玉の埋め立て承認は、沖縄県民同士で血を流せって言ったようなもので、「この知事はウチナンューじゃない」という声は沖縄中を駆け巡るに違いない。
最後に、琉球新報の怒りの社説を、是非ご一読あれ。
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コメント
なんとまあ、おぞましい仲井真の言い分よ。
辺野古埋め立て承認は、普天間の移設だということは猿でもわかる。こんな三百代言の仲井真は、猿以下だ。
かつて「岡目五目」は、菅内閣がアメリカと辺野古移設に合意した際、仲井真が「銃剣とブルドーザーで進める気か」と批判したことを取り上げ(2010.9)、仲井真を評価したが、今それが誤りであったことを重く受け止め沖縄県民に謝罪する。
ところで、今日付け(28日)の中日新聞は、仲井真が高く評価した沖縄振興予算3460億円について、必ずしも沖縄振興とは言えない予算が1737億円も含まれている、と報じている。
正に、沖縄は踏んだり蹴ったりだ。
投稿: 岡目五目 | 2013年12月28日 (土) 11時25分