特待秘密保護法案の担当大臣の国民を愚弄するいいかげん答弁は、もはや犯罪だろう。
今年も流行語大賞とやらが決まって、豊作だからって4つも大盤振る舞いしたってね。「おもてなし」がちゃっかりと授賞したようだけど、おそらくこの言葉に大賞あげたいけど、「倍返し」「じぇじぇじぇ」「今でしょ」に比べると政治的な色合いもあるから、いっそのことまとめちゃえばそんな批判をかわせる、なんて思惑が働いてたり・・・は、しないか。
とまあ、こんなことはどうでもいいんだけど、どうでもよくないのがしつこいようだが特定秘密保護法案です。演歌歌手みたいな名前の担当大臣がまたやらかしてくれました。これまで、特定秘密という認識がなければ処罰の対象にならない、と言ってたくせに、昨日になったら「特定秘密を『取得するかもしれない』と認識しつつ不正アクセスを行う場合、不正取得罪となる場合もある」って言い出し始めたってね。
そもそも、何が特定秘密かってこと自体秘密なんだから、「特定秘密を『取得するかもしれない』と認識しつつ」なんて曖昧な言い方されちまったら、解釈次第ではいつ何時罪に陥れられるかわかったもんじゃありません。故意か過失かなんてのを客観的に判断するのなんか不可能なわけで、おそらくこうした解釈はどんどん拡大されて、どんな理由であろうと特定秘密にアクセスした奴は逮捕してしまえってことになるに決まってます。
法律と言うのはそこに書かれている文言がすべてであって、国語の読解力のテストじゃないんだから、ひとによっていろんな解釈が成り立つっていうのは法律とは言いません。なんの権限もないくせにいいかげんな答弁繰り返している担当大臣は、国民を愚弄していてるってことなんだね。弁護士出身のくせに、こんな薄汚い法案成立に加担して、ちったあやましい気持ちになりそうなもんなんだが、ま、そんな殊勝な心根の持ち主だったら自民党から立候補したりしないか。
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コメント
お・も・て・な・し=言い換え自由。
「表なし」とか「おもて無し」とか・・・。
裏には、特定秘密保護法やら、TPPやら、消費増税やら、減反政策廃止とか、四文字熟語でなくてもいいならいくらでもある。
「黙っテロ」というのもいいなあ。
投稿: 岡目五目 | 2013年12月 3日 (火) 12時56分