東電が役職社員全員を福島の復興業務に投入。でも、役員は全員対象外。体のいいリストラ策かwwww。
「餃子の王将」に何があったのか興味津々の年末。「餃子とサイレンサー」って、「セーラー服と機関銃」にどこか似ている。似てないか。
そんなことはどうでもいいけど、東電が「55歳以上の一定の役職社員を原則として全員、福島第1原発事故に伴う福島県内での復興業務に投入する方向で検討している」ってね。福島勤務になったら給与も上乗せするよって誘い水かけてるそうだが、これってひょっとしたら体のいいリストラ策だったりして。
おそらく、中間管理職が福島に行かされることになるんだろうが、だったら会社辞めようってひとは必ずいる。そこを狙ってるんじゃないのかなあ、と疑ってたら、なんと茨城県かすみがうら市では「復興支援のため東北3県に2年間派遣されていくことを、市長から指示された部長職の5人が派遣を拒否」して辞職に追い込まれそうになってるそうだ。市長はえらく強気で、「言うことを聞けないなら辞めてもらう」てな具合だってさ。
派遣を拒否した職員にはそれぞれの事情だってあるだろうに、復興という錦の御旗があればどんな無理も通っちまうというのはおかしな話なんだね。原発事故による放射能による影響がどれほどのものなかといった基本的な情報をしっかり公開しないで、復興のためなんだからって言ったってそりゃう聞けませんというのが現場の声なんじゃないだろうか。
で、かすみがうら市のように「言うことを聞けないなら辞めてもらう」なんてことが通用しちゃったら、これはもうブラック企業にとっては絶好のチャンスです。復興の美名のもとに被災地派遣をちらつかせて、暗に退職に追いやるのは簡単なことだもんね。派遣を断って辞めたとなれば世間体もよくないから、社員だって沈黙するしかないだろうし、そうなりゃあ企業はやりたい放題できますから。
東電は年間150人程度を対象にして全役職者の福島派遣を検討しているそうだが、役員は対象外なんだと。「先ず隗より始めよ」だろ、フツーは。結局、幹部連中はぬくぬくとしたままで、これじゃあ体のいいリストラ策だろうって邪推されても仕方ないだろうの今日この頃なのだ。
【くろねこの競馬予想】
いよいよ1年の総決算、有馬記念。ジェンティルドンナ、キズナ、エピファネイアといった実力場が回避して、来年からの種牡馬入りを考えれば、オルフェーブルにとっては負けるわけにはいかないレースとなった。さすがにこのメンバーでは実力は一枚も二枚も抜けている。素直に予想すれば本命はこの馬以外にはいないところだが、有馬記念は「みんなの夢を乗せた」ドリームレースでもある。実力云々よりも、この馬に勝たせたいって視点からの馬券があってもいい。
というわけで、オルフェーブルの後塵を拝し続けたウィンパリアシオンから勝負。相手は、もちろんオルフェーブル。中山得意の、ヴェルデグリーンが単穴。デスペラード、アドマイヤラクティ、ナカヤマナイトも中山ならチャンスありか。取捨が難しいのがゴールドシップ。巻き返しに期待したのだけど、ムーアに乗り代わりってのがどうも気に入らない。超大穴の夢馬券は、大外まくって3着に突っ込んできそうなラブイズジュース。
◎ウィンバリアシオン、○オルフェーブル、▲ヴェルデグリーン、△デスペラード、アドマイヤラクティ、ゴールドシップ、ナカヤマナイト、ラブイズジュース
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コメント
かすみがうら市の宮嶋市長、行政改革を旗印に当選したらしいけれど、58才になると管理職を外して窓口業務に付かせるんだそうだ。
今度の東北行きも「東北を助けたい」というのは表向きで「給料は国が出すから人件費の抑制につながる」とか「オマエらァ、もう用無しだから東北へ行って稼いできナ」というのが本音らしい。
定年65歳にしようってェ時に、押しつけの58才定年てェのは、相手が公務員といえども少し疑問。
58才部長の肩書で辞めるのと、60才窓口担当で辞めるのと、退職金は大部違うンでしょうけれど、人間誰しも世間体というものがありますからねェ。
これが、行政改革というもんなんでしょうかねェ。
ところで、有馬の単は6-4でしたが・・・・。
投稿: 岡目五目 | 2013年12月22日 (日) 17時14分