「まだ告示もされていないのに、東京都知事選が終わるまでは原発に触れないよう、他の2つの放送局で言われました」(ピーター・バラカン)。原子力村が本腰入れて「脱原発」潰しにかかってきたようだ。
仕事中は、InterFMを聴きながらというのがここ何年ものスタイルで、朝はピーター・バラカンの『Barakan Morning』と決まっている。で、20日の放送におけるピーター・バラカンの「まだ告示もされていないのに、東京都知事選が終わるまでは原発に触れないよう、他の2つの放送局で言われました」という発言がネットでけっこう反響を呼んでいる。残念ながら席を立っていたか何かしていたらしく、リアルタイムでは聴き逃してしまったのだが、こういうのを世間では圧力と言います。「脱原発」が争点化されちゃうと困る人たちが、必死こいてるってことなんでしょう。
・「原発に触れないで」放送局が要請 ピーター・バラカン氏の衝撃の生告白がネットで反響
それにしても、素早いメディア操作ではある。ということは、それだけ細川+小泉連合の旗上げは、原子力村にとってインパクトがあったということで、本腰入れて潰しにかかってきたという証なのかも。細川叩きのネガキャンはけっこう巧みな方法で展開されいて、たとえば公示前の日本記者クラブによる共同会見が中止になったのも「細川が断ったからだ」なんてことになってるくらいだ。赤旗もここを先途と、「論戦逃げる都知事選候補者」なんて見出しを掲げつつ、記事の中では「細川護熙元首相が出席しないことが理由です」なんて記者クラブの発言を垂れ流している。こういう足の引っ張り合いが一番やってはいけないことなのに、共産党は相も変わらずです。江川紹子君も尻馬に乗っちゃって、「細川陣営の『逃げ』の姿勢が露骨すぐるにゃ」なんてつぶやく始末です。にゃんてこったい。
でもって、浮世離れのお殿様・細川君は、今日ようやく会見を行うようだけど、戦略としては稚拙ですね。ご隠居ソーリ・小泉君とのツーショットの後に、一気呵成に責めなければいけなかったのに、もたもたしてるうちにまんまんと原子力村に付け入る隙を与えてしまいました。かといって、ここで悔やんでも仕方がないわけで、とにかく今日の会見、そして告示後の各候補者との討論などを通して、徹底して「脱原発」に命懸けな姿をさらけ出すしかありません。
こうなった以上は、都知事選に「勝つ」ことでしか「脱原発」の活路は見い出せないんだから、選挙事務所に掲げられているという「桶狭間」の心境で突き進め!・・・・って、とりあえずエールを送る朝である。
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コメント
「急がば回れ」の「良きに計らえ将軍」と「一点集中突破」の「元将軍」のタッグが、うまくいくかどうかは、いつに都民の良識に掛っている。
良識を信じたいが、人の心は移ろい易いともいうからなあ。
で、前のブログで「東京じゃないウツノミヤの検事君」を推薦していた(と記憶)「村野瀬玲奈」が「求大同存小異」を説いている。
この際「良きに計らえ将軍」も「検事君」の政策とさしたる違いはないんだから、「検事君」の政策丸呑みしたら、と横目遣い。
それでも「純粋君」がダメか?
投稿: 岡目五目 | 2014年1月22日 (水) 16時47分