総務大臣靖国参拝のその日に、中国人が熱気球で魚釣島上陸作戦。墜落して遭難。スラッブスティックな正月だこと。
いつにも増して正月のTV番組が思考停止状態に陥っているようで、凄まじいことになってます。ルーティンと化したお笑い芸人の馬鹿騒ぎも、ここまでくると哀れを誘うありさまだ。そういえば、大晦日にCXで東京オリンピックをヨイショするバラエティーやってたんだが、そこにメインのMCのひとりとして伊東四朗が出ていた。「福島がこんな状態でのオリンピックには反対だ」ってラジオでは宣言していただけに、ちょいとガッカリ。心なしか居心地悪そうだったのがせめてもの救いか。
ところで、総務大臣の新藤某が元旦の昨日、靖国参拝したってね。「どこの国でも戦争で亡くなった兵士の墓参はやっている」「外交問題になるとは考えていない」ってな耳タコの言い訳してました。早速、中国が噛み付いてます。既に、外交問題になってます。笑っちゃうね。
でもって、絶妙のタイミングで、熱気球で尖閣の魚釣島に上陸しようとした中国人が、遭難しかけて救助されちゃいました。こちらもまた余計なことしてくれたもんなんだが、これでまた尖閣危うしなんて声が高まって、靖国問題もそれと一緒くたにして「中国に文句なんか言わせるな」ってなるに決まってます。
おそらく、正月明けにはこの熱気球上陸作戦をいいことに、尖閣に自衛隊を常駐させろとか、だから沖縄の基地は必要なんだとか、つむじが右に曲がったひとたちが喚き始めるんでしょう。鬱陶しいことです。
で、総務大臣の新藤某に話を戻せば、このセンセイの爺さんは硫黄島守備司令官の栗林中将なんですね。高級将校、特高などの軍中枢の関係者を親族に持つ世襲議員のひとりです。レレレのシンゾーと同じく、直接間接の差はあっても、爺さんの薫陶を一身に受けているのは間違いないところで、ようするにこうしたボクちゃんセンセイというのは、ぶろぐ「黄泉の国から」さんが書いているように、皆さん「私怨」で動いてるんですね。「動機善なりや、私心なかりしか」って言葉があるけど、こやつらは「私心」のみで動いてますから、国がどうなろうとかまったこっちゃありません。ご先祖様が戦争にドップリ浸かっていたように、この国を新たな「戦前」へと持って行くために、あの手この手でこれからもいろんなこと仕掛けてくるんでしょう。
・黄泉の国から
新藤 義孝という伏兵あり。ますます燃え上がる靖国問題。
ふざけやがって、ふざけやがって、コノヤローと叫びたくなる箱根駅伝往路の朝であった。
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