袴田事件で静岡地検が即事抗告。どこまで残酷なひとたちなんだろう。こういうのを鬼畜と呼びます。
東京新聞『こちら特報部』の今日の見出しは、「沖縄に人魚? 米軍辺野古移設新たなハードル」「東京五輪ブービー賞授与へ」「投票でボスザル選出 瀬戸内海の島で確認」の三連発。人魚報道では、ご丁寧にうっすらと海中に映し出された人魚らしき写真まで掲載しちゃって、あやうく騙されるところだった。なんのことはない、恒例のエイプリルフールの創作・脚色ニュースなのであった。
エイブリルフールのフェイクならいいのだけれど、こちらはマジでやってきました。静岡地検が袴田事件の即時抗告をしやがりました。なんて、残酷なひとたちなんだろう。これでまた、袴田さんは再審開始却下とそれに伴う収監に脅えなくてはいけないんだよね。ひとの命を弄ぶというこういう手口って、まさに精神的な拷問であり、国家権力による人道に対する罪です。
即時抗告した理由として、弁護側のDNA鑑定についてイチャモンつけてるんだが、今回の再審開始決定というのは、DNA鑑定だけでなく、その他の証拠も含めて総合的に判断しているんだよね。なかでも、昨日のエントリーでも書いた味噌樽に漬かっていた衣類の不可解さについては、これだけでも十分に再審開始の判断材料となるもんなんですね。
袴田事件の証拠とされるひとひつひとつについて検証している東京新聞の連載記事「袴田事件再審開始決定 48年目の光」の本日のテーマは味噌樽に漬かっていたズボンのサイズについてだったが、これひとつとってもどうやったって常識にはかからないんですね。そもそも、ズボンについていた「B」という布の札は警察によればサイズ表示ということになってたのだが、実際にこのスボンを販売したアパレル会社の社員は「色」の表示だったと証言してたってね。
では、なぜ警察は「B」の布札をサイズ表示としたかったのかというと、発見されたズボンは元々袴田さんのもので、装着実験で小さくてはけなかったのは味噌で縮んだことにしたかったからなんですね。だから、「B」とはすなわち「肥満体」を示す記号でなくてはいけなかったわけです。だから、DNA鑑定があたかも非科学的であるかのようにイチャモンつけてるけど、その他の物的証拠の非科学性の方がよっぽど問題なんであって、即時抗告した静岡地検はまさに鬼畜です。
東京高裁はいったいどんな判断をするのだろうか。捜査関係者の証拠捏造とまで踏み込んだ静岡地裁の決定には、おそらく相当な圧力がかかっているだろうから、東京高裁がそのプレッシャーに負けなければいいのだけれど・・・裁判官って警察がワルさするとは思いもしない浮世離れしたひとが多いからね。それが心配だ。
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