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2014年5月24日 (土)

吉田調書公開問題で問われているのは、国家の握る情報は誰のものかということ&安倍晋三の私的諮問機関「安保法制懇」が好き勝手やるなら、その反対の立場から意見具申してやろうじゃないかというんで、国民安保法制懇(仮称)が設立されるそうだ

 昨日のエントリーで、吉田調書を非公開とする法的根拠はあるのだろうか、と書いたら、それに応えるように(って、んなことはないか)、貧相顔の官房長官が吉田所長の非公開を求める上申書なるものを持ち出してきた。政府事故調の聴取がそもそも非公開を前提にしているなんてことも言われてるけど、吉田調書には、公開に対して承諾している文言が記録されてもいるようだけど、果たして聴取にあたってどんなやり取りがあったのが大いに気になるところだ。

政府が吉田元所長の「上申書」公開 ヒヤリング内容の非公開求める

 しかし、原発事故現場の責任者への事情聴取なんだから、そもそも非公開という前提がおかしな気がするし、上申書があったからといって、なんてったって日本だけでなく世界中に影響を及ぼす可能性のある原発事故なんだから、真摯に事故と向き合う気概があれば自ずと結論は出ようというものだ。

 ようするに、この問題で問われているのは、国家が握る情報は誰のものかということなんだね。貧相顔の官房長官の頑なな公開拒否ってのは、情報が最終的には国民のものなんだということを権力者がまったく理解していないってことを物語っているってことです。こうした情報の独占というのは、特定秘密保護法の根幹でもあるってことを忘れてはいけない。

 ところで、レレレのシンゾーの私的諮問機関にしかすぎない安保法制懇が、集団的自衛権行使について勝手なことするなら、その反対の立場から意見具申してやろうじゃないか、というんで、国民安保法制懇(仮称)が設立されるそうだ。メンバーは、阪田雅裕元内閣法制局長官や孫崎亨元外務省国際情報局長など、解釈改憲による集団的自衛権行使を鋭く批判してきた12名。

Jpg

 レレレのシンゾー肝煎りの安保法制懇の座長代理の顔がちょいと曲った北岡君なんか自らお友だち集団としての安保法制懇には正統性あるわけないって居直ってるくらいなんだから、反対の立場から独自の報告書をレレレのシンゾーに突きつけてやるだけでなく、公開討論も企画してみてはどうだろう。孫崎さんあたりがメディアを通じてジンワリと挑発したら、すぐムキになる北岡君なんか「おお、やったろうじゃない」って乗ってくるかも・・・・なんて妄想も楽しい土曜の朝であった。

安保法制懇「正統性あるわけない」 北岡座長代理

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