集団的自衛権から集団安全保障にまでいつのまにか議論を広げて、いずれは徴兵制か。これが平気で嘘つくひとたちの手口です&「みんなが笑ったから、つられて笑った」(舛添要一)って、もちっと気の利いた言い訳できないもんかねえ。芸もなければ才もない男だこと。
レレレのシンゾーの昨夜の酒食のお相手は、共同通信社社長と報道関係者。共同通信社社長は就任直後の表敬訪問ってところなんでしょう。その他の報道関係者ってのは、どこのどなたなんだろうと思ってたら、読売新聞の橋本五郎特別編集委員と毎日新聞の山田孝男特別編集委員だってさ。あ~あ、いつものメンバーで、共同通信社長就任を祝ったか。ついでに、集団的自衛権もよろしく、って話したんでしょうね。
で、その集団的自衛権だけど、とうとう本性がむき出しになって、集団安全保障の参加まで持ち出してきたようだ。つまり、湾岸戦争やイラク戦争の時のような多国籍軍に、日本も参加しまっせってことです。もう、むちゃくちゃでござりますがな。っていうより、これって、レレレのシンゾーのこれまでの説明はすべて嘘だった、ってことをヌケヌケと言ってるわけで、集団的自衛権行使がどうしたこうしたという話とはまったく次元が違います。
くだらないイラスト持ち出して、集団的自衛権行使について会見した時に、この男はハッキリと「湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことは、これからも決してない」ってのたまっていたわけで、こうなったら総理大臣の嘘についてまず議論するのが筋ってもんだ。嘘から始まった集団的自衛権の与党協議なんて、その嘘がばれた時点で最早法的根拠も何もありません。立法府という言葉が虚しくなってくるってなもんだ。
ようするに、公明党が連立離脱という伝家の宝刀を錆つかせちゃったもんだから、レレレのシンゾー一派はいい気になってるわけです。そこにもってきて、維新、みんなが集団的自衛権行使に大賛成してるから、ますます付け上がるって寸法です。ここまで来ると、とても法治国家とは呼べません。それだってのに、集団安全保障持ち出したその夜に、共同通信、読売、毎日の幹部たちがこぞって天ぷら野郎のご機嫌伺いしてるんだから、気絶するほど悩ましい今日この頃なのだ。
ところで、付け上がるって言えば、セクハラ野次飛ばしたエロオヤジへの処分要求を、都議会議長が「議員が特定されてない」からって拒否したってね。この議長は自民党です。わかりやすこと。議長権限で犯人探ししたってけっしておかしくない話なんだよね。そもそも、野次飛ばした奴の周りにいた奴は、誰が犯人かわかってます。おそらく、そいつらも一緒になって笑ってたんだろうね。だから、へたすると自分にも火の粉が飛んでくるから、ダンマリを決め込んでるってのが正直なところでしょう。
で、マキゾエの言い訳もいかしませんね。記者会見で、「アンタも笑ってたでしょ」って突っ込まれて、「いやあ、みんなが笑ってたし、彼女も笑ってたから、つい引きづられて笑っちゃった」なんてみっともない逃げ口上垂れてましたからね。
こうなると、みんなの党だって引っ込みつかないから、声紋鑑定するって言い出してるけど、本来ならそこまでやるようなことじゃないんだよね。だって、誰が野次ったかなんて、議場にいたセンセイたちは、みんな知ってるはずなんだから。
それにしても、なんでああいうクズな野次が飛んだ時に、みんなの党の仲間はもちろん、他の議員センセイたちも、「ちょっと待て、聞き捨てならん」って立ち上がらなかったんだろう。ま、本来なら、議長がそうすべきもので、議長がしないなら、立場はともかく都知事が一喝すべきだったんだよね。それが、「みんなが笑ったから、つい引きづられて」なんておちゃらけて誤魔化しに走ってるんだから世話はありません。このニュースは海外メディアも興味津々だそうで、恥かしいったらありゃあしない。
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コメント
今朝の朝日新聞東京版に「塩村都議に聞く」と題した、川口敦子記者のインタビュー記事が掲載されています。
ーーその場で反論しなかったのはなぜか。
本当に不意打ちだった。返せなかった。不規則発言だと議長にアピールして議事録に残す方法は知らなかった。
2013年夏の都議選で初当選をした塩村議員が「知らなかった」のは無理からぬことですが、そうであるならば何故、自会派のベテラン議員や、自民党以外の幹事長が直ぐにフォロー出来なかったのか聞きたくなりますが・・・。
初めまして。
同じ考えだったので貴ブログをリンクしました。「葵から菊へ」
投稿: 曙橋 | 2014年6月22日 (日) 09時46分
セクハラ野次おやじ。。ほんとにあきれて物が言えません!もっと驚いたのがネット上でこの馬鹿発言を肯定的にとらえるてる人がちらほらいたことでした。
私ごとですが、最近カレル・ヴァン・ウォルフレン氏の「人間を幸福にしない日本というシステム」を読みました。日本人から「しかたがない」という言葉を無くすべきだと言うようなことがしきりに書いてありました。庶民が発するしかたがないという言葉は「説明責任」を果たそうとしない(主に官僚)、会社の役員など組織のトップには都合がいいというものでした。
成程、欧米諸国で先のようなトンデモ発言をしたらもう二度と政治の世界には帰ってこれないことが容易に想像がつくし、このような馬鹿は政治家にも官僚のトップにもなることは許されないでしょう(欧に根付く市民監視社会の中では)
しかしこの本が発行されたのは1994年。。もう20年もたち、さらに同胞300万人を犠牲にしたあのバカげた太平洋戦争から70年がたっているのにかかわらずこの体たらく!暴言覚悟で言います。日本人は馬鹿なのか?
投稿: けん | 2014年6月22日 (日) 00時29分
何を言っても、許されると思っている自民党の議員先生達はこの程度の脳みそしか持ってないと言うことでしょ!!!。
そんな自民党を、マスコミも国民もまともに批判できないんだからしょうが無いかと諦めざるしかないのかな???。
思わず他所の国で生活したいと思ったの私だけかな????。
投稿: 忍者君 | 2014年6月21日 (土) 20時31分
「みんなが笑ったから、つい引きづられて笑っちゃった」
こうゆうのを「付和雷同」と申しまして、おおむね軽蔑の対象となります。
投稿: こなつ | 2014年6月21日 (土) 13時32分
自民党の集団的自衛権に関する議論に関して、あまりの迷走ぶりに呆れかえってます。
公明党の強い反発を受けて集団安全保障の参加は閣議決定の文言には入れない方針に転換したそうですが、もう何が何だか。
所詮、机上の空論を、あーだこーだと述べている議員たちの覚悟というものも全く感じ取れないんですよね。
歯止めを期待されてる公明党ですが、与党いたさに来週には合意するとも言われてます。
ま、行きつくとこは徴兵制でしょうね。
その時、思考回路停止状態の日本人は、はい、そうですか。とすんなりと受け入れることでしょう。
めでたし、めでたし。
投稿: オクやん | 2014年6月21日 (土) 08時20分