制裁一部解除したのにミサイル発射されちゃって、拉致被害者を駆け引きの材料に使った罰があたったね&集団的自衛権の影に隠れて司法改革じゃなくて捜査権の拡大を議論してたようだ。
PK戦の緊張感は観ているこちらまでゾクゾクするけど、キーパーは全責任を背負っちゃってるから、負けた時にはなんともやるせない。というわけで、アルゼンチンがオランダに競り勝っての決勝進出。南米でのワールドカップで、まさかヨーロッパ勢による決勝では格好がつかないし、ブラジルが大敗した後だけに南米のひとたたちはホッとしてるかも。これで、ブラジルの暴動も少しはおさまるか知らん。
ところで、制裁解除して、レレレのシンゾーがノホホンとオセアニアに外遊している隙をついて、北朝鮮がミサイル発射しちゃいました。これは格好つきませんね。ていうか、北朝鮮の駆け引きに翻弄されちゃって、安全保障の環境が変わったなんてほざいて集団的自衛権行使容認の閣議決定しておきながら、この始末です。ようするに、頭の中だけで戦争してるからこうなっちゃうんだね。北朝鮮制裁決議で手を組んでいるアメリカ、中国、韓国はもとより、国連決議に賛成した国々も腹の中では馬鹿にしてますね、きっと。
ちゃんとした外交戦略や戦術があれば、ここは制裁復活させるのが筋ってもんなんだけど、おそらく拉致被害者帰国という条件で何らかのバーターしちゃってるはずだから、それもできない。それが証拠に、日経は、「生存者リストに複数の拉致被害者 北朝鮮、約30人提示」って飛ばしてます。貧相顔の官房長官・菅君は否定してるけど、日経に書かせてるのは官邸に決まってすから、おそらく事実でしょう。つまり、拉致被害者が人質になっちまってるってことです。これって、拉致された人にとっては二重の被害ですね。
レレレのシンゾーは、拉致被害者帰国で一気に集団的自衛権の汚名をそそごうと目論んでいたんだろうけど、なんのことはない、手玉にとられただけで、国際的な信用失墜して笑い者になって終わり・・・なんてことになるかもしれませんね。これが、机上の戦争屋の実態です。
で、そんな戦争屋の解釈壊憲の裏側で、こっそりと言うか、ひっそりと言うか、チャッカリと言うか、法制審の刑事司法改革の最終案が決定した。この3年間何してたんだ、ってくらいひどいもんです。そもそもは、冤罪を生まないための取調べの可視化や証拠の全面開示が議論されるはずだったのに、いつのまにか盗聴だとか司法取引だとか、捜査権の拡大ばかりに力点が置かれて、結局のところナンチャッテ最終案に決定しちゃったってわけです。
ようするに、まな板に載せられていた側(=警察、検察)が、勝手に料理し始めちゃったってことです。刑事訴訟法の専門家が、「まな板に載せられるはずの捜査機関が主導権を握るような組織では、抜本改革は不可能だということだ」(大出良知東京経済大学教授)って嘆くのもむべなるかななのだ。
司法取引なんか導入してごらんなさい、我が身可愛さにチクリ合戦になりますよ。それこそ冤罪の温床になりかねない。たとえば、郷原弁護士たちが弁護団を組んでいる美濃賀茂市長収賄事件なんか、どうもそれっぽい気がしなくもない今日この頃ですから・・・。
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