いくら除染するとは言え、汚染地下水を海に放出したら、それこそ「食べて応援」なんて言ってる場合じゃなくなるね。
昨夜はやたら爽やかな風が吹いて、さすが立秋の夜ではありました。とはいえ、一夜開ければ、ようしゃない陽射しが照りつけ、「秋は名のみの過酷な暑さ」はまたまだ続くのであった。
そんな暑苦しい毎日をさらに暑苦しくしてくれちゃうのが、福島第一原発の汚染地下水放出計画のニュースだ。これまでは汚染される前の地下水をくみ上げてたんだが、おそらく効果があるのかどうかわからないってのが本当のところなんだろうね。だから、こうなったら汚染された地下水でもかまわないから、とりあえずくみ上げて、適当に除染して海に流しちまおうって魂胆じゃないのかねえ。
では、どれほど汚染されているかというと、1リットル当たりに放射性セシウムが25000ベクレル、トリチウムが96000ベクレルも含まれているんだとか。東電は、新しい除染装置使って大半の放射性物質を除去できるって言ってるそうだけど、俄かには信じ難い。これまでだって、さんざんいい加減なこと言ってきてるからね。
仮にですよ、除染がうまくいかなくて、高濃度の汚染水を海に放出することになったとしたら、それこそ周辺の海域は死の海になっちゃいますよ。そして、いずれは太平洋全体に拡散していって、映画『魚が出てきた日』が現実になっちゃうかもな。
これでも、汚染水は「アンダーコントロール」されているって言うでしょうかねえ。従軍慰安婦にまつわる朝日新聞の誤報問題を国会で追及しようなんて、娘が東電のアンポンタン幹事長・石破君は脅しをかけているようだけど、そんなことより、「アンダーコントロール」という世界に向けた脱法総理の大嘘、デマゴーグをこそ、国会で追及すべきじゃないのとつぶやいてみる台風接近の週末である。
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