公明党がお約束通りに転がって、「戦争法案」がいよいよ国会へ・・・それなりの覚悟と見識がいまの国会にあるだろうか?
チュニジアの博物館で武装集団の襲撃があり、日本人が死亡。いったい何が・・・。
・チュニジアで武装集団が博物館襲撃、日本人5人含む19人死亡
ところで、かつては「神の国」発言で総理の座を追われた鮫の脳みそと揶揄された男がいたが、スケバン議員の「八紘一宇」発言には国会もマスメディアもいたって寛容なのはなんでだろう、なんでだろうなのだ。おかしな話だよね。こんな発言を聞き流しちゃってたら、それこそ日本の政治家は歴史修正主義者ばかりかって、世界から誤解される危険性があるんじゃないの。
東京新聞「こちら特報部」によれば、スケバン議員は「良くない使い方をされた経緯を認めた上で、この言葉は、戦争や侵略を肯定するものではないことを伝えたかった」って阿呆丸出しの説明したそうだ。本来の意味は違う、って論法はこのテの発言をする輩の常套句なんだが、言葉ってのは時代によってどんな使われ方をしたかってことが重要なんであって、そのことによって深く傷ついたり、不愉快な思いをするひとたちがいたし、いまでもいるってことに思いを馳せられないようじゃ、政治家とはとても言えないんだね。レレレのシンゾーと不愉快な仲間たちってのは、こうした想像力が決定的にかけている。
どなたかが、「八紘一宇」なんて言葉を口にするには、それなりの覚悟と見識が必要だ、とブログに書いていたけど、何かにつけて覚悟と見識なんて持ち合わせていないのがレレレのシンゾーと不愉快な仲間たちの特徴なんだね。だからこそ、集団的自衛権行使容認を閣議決定して、解釈改憲なんて禁じ手を平気で打ってくるってわけです。
公明党が案の定、転がっちゃった安保法制なんか、その覚悟と見識が最も必要なものだろうに、たった6回の協議でシャンシャン手拍子足拍子ですから、お気楽なもんです。安保法制ってのは、平たく言えば戦争法案ですからね。本来なら、喧々諤々の議論が国会で巻き起こってなくちゃいけないんだよね。そもそも論からいけば、何度も書いてるけど、閣議決定そのものの是非をしっかりと議論すべきなのに、そんなことはすっ飛ばされちゃってますから。このままだと、ある日突然、徴兵制なんて声が聞こえてくるのもあながち妄想とは言えませんよ、ったく。
スケバン議員の「八紘一宇」発言ってのは、戦前回帰に向けた地ならしのひとつで、こういう言葉を小出しにすることで、一般大衆労働者諸君の神経をマヒさせようって寸法なのかもね。道徳の教科化に名を借りた「修身」の復活の次に待っているのは、「教育勅語」の復活だったりして・・・。
「戦争のできる国」に一歩一歩近づく今日この頃に、ひ弱な日本のジャーナリズムの無力さに暗澹たる思いのする雨の火曜日であった。
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コメント
「平和の党」が聞いて呆れらい。
大臣の椅子ひとつが欲しくて、戦争屋に魂まで売って、
なにが「平和の党」だってんだ。
それとも、政権与党に「下駄の雪」でくっついていると、
なにか袖の下でもあるんかい。
北側のあの苦渋らしい作り顔を見ていると、虫唾が走る。
全く、歴史歪曲政策詐欺師毒宰和製ヒトラーにも劣らぬ詐欺師だ。こんちくしょうめ。
投稿: 岡目五目 | 2015年3月19日 (木) 22時23分