「安全保障法制=戦争法制」なんてのを議論してるけど、そもそも「集団的自衛権行使容認の閣議決定は憲法違反」の疑いが濃いんだから、まずはそこをハッキリさせるのが先だろうに・・・その話はどうなっちゃってんだろう。
泥酔大臣の路チュー・ウィドウは、病院に逃げ込んで、どうやらお役御免のようだが、嘘の上塗りで道徳どころじゃない下村君は、どうにか崖っぷちで踏みとどまってます。キスは駄目でも嘘は良しってわけか。もっとも、ゾーリ大臣からして、息を吐くように嘘をつく変態ですから、永田町はほとんど肥溜め状態ですね。腐ってます。
でもって、そんな無知かつ無恥な政治屋が、「文官統制」廃止と「武器装備庁」新設を閣議決定。さらには、安全保障法制整備なんてのを勝手に議論しています。集団的自衛権行使容認どころか、これはもう戦争法制のための地ならしみたいなもんです。それをまた、新聞・TVが、あたかも高尚な政策議論であるかのように伝えているんだから、何をかいわんやなのだ。
・田中龍作ジャーナル
御用メディアが主導する「アベ戦争法制」
国会や記者会見の発言聞いてたってひどいもんですよ。とにかく、これまでの政府見解について、どいつもこいつも知らん振りして、勝手なことほざいてます。象徴的なのが防衛大出身の防衛大臣・中谷君で、性懲りもなくこんなことのたまってくれてます。「文官統制という表現は、文官の補佐を受けて行われる。大臣による文民統制の趣旨」だそうです。財界の妾と意地悪ばあさんに喝破された佐藤栄作だって、言語明瞭意味不明の竹下登だって、さらには大勲位・中曽根康弘だって、「文官統制は軍部が独走した戦前の反省の上にたってのもので、文民統制の重要な一環」ということを認めてるんだから、つまりはこれまでの政府見解はチャラですよってことを暗に言ってるわけです。
その最たるものが、集団的自衛権行使容認を認めた閣議決定で、これって憲法違反じゃないのっていう議論はどこ行っちゃったんだろう。閣議決定したから仕方ない、ってのは違うでしょ。新聞・TVは、安全保障法制整備なんていう個別の法律の前に、去年の閣議決定に正当性があるかどうかこそ問うべきなんだね。こういうことを言うと、何をいまさらって反論が返ってきたりするんだが、それこそレレレのシンゾーと不愉快な仲間たちの思う壺で、なし崩しってのが大好きな連中ですからね。とにかく、執拗なまでに閣議決定の正当性という原理・原則を追求することが重要なんじゃなかろうか。
いまや、安全保障法制整備=戦争法案以外は、復興も、汚染水も、原発も、社会保障も、景気回復も、何からなにまでほったらかしですからね。国会なんてのはないがごときもので、「国民を戦争に向かわせるのは簡単だ。 敵が攻め
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コメント
ゆとり教育で育ったマスゴミ社員が中堅になりつつあり,知性の劣化は致し方ない。厄人官僚も同じ。
その中で話を「集団的自衛権」の話に絞れば,これまでの内閣法制局は「日本国憲法の諸条文-細い糸をつないで自衛隊合憲論」を容認してきた。そういう歴史的経緯を無視して新たに集-自衛権を閣議決定することは「細い糸」をどうつないでも「合憲」にならない,つまり,違憲決定なのである。
したがって,三原則とか,十の事例あるいは切れ目のない対処などという細かい議論に嵌まることは,敵の思う壺。
したがって閣議決定されようとされまいが,『集-自衛権は「違憲」』ということで議論を進めるか,打ち切らないと勝ち目はない。細かい技術論は,前田哲夫先生のような専門家に任せておけばよい。
投稿: 箒川 兵庫助 | 2015年3月 9日 (月) 22時22分
選挙年齢18才は、ちょっと置いといて・・・。
バカ、アホウ、コシヌケ、マヌケ、ドアホウ、トンマ・・
いくら罵声を浴びせてもまだ言い足りないヘタレの民主。
「休戦協定」で矛を収めるんだと。
とっとと岡田を辞めさせて、政策詐欺師和製ヒトラーともども引きずり降ろせ。
日本存亡の秋、そんな気概がなくて政治家やってるなんておこがましい。
投稿: 岡目五目 | 2015年3月 7日 (土) 15時07分
今日の中日新聞の「特報」に政治家達や有識者達の「無知の無恥」という記事が一面に掲載されてました。
それによりますと話題の補助金絡みでヒトラー安倍は知らないと言ってますが第一次政権当時も山口の企業から同じように補助金絡みの献金があったこと。
曽野綾子のアパルトヘイト発言について自身がアパルトヘイトの問題点を尋ねられたところ「全くわからない。見た事もない。自分が行った頃にはアパルトヘイトは崩れていた」とのこと。しかし、実際同氏が訪れていた時は人種差別が色濃く残っていた時期だったのこと。
改憲では憲法の「立憲君主主義」について磯崎陽介事務局長が「この言葉は学生時代の憲法講義では聴いたことがない。昔からある学説なのか」と自らのTwitterに書き込んだとのこと。また同氏は「改憲を国民に一回味わってもらう。怖いものではない。となったら、二回目以降は難しいことをやっていこうと思う」と語ってます。
文官統制については中谷は会見で「文官統制の規定は軍部が暴走した戦前の反省からつくられたのか」と問われ「その辺は私、その後生まれたわけで、当時どういう趣旨かは分からない」と発言した。
どうも、こういった傾向は小泉政権下の元、かの有名な発言「どこが戦闘地域か、私に聞かれたって分かるわけがない」という開き直り発言から脈々と受け継がれてるようであります。
こういった事から、いずれ日本は世界から孤立すると結びつけられています。
ま、要するに、こんなアホな政治家たちや有識者の野ざらしにしてる我々、痴呆国民にも責任はあるんですけどね。マスゴミも全くもって追究しようとしませんし。
今の安保法制会議だって、誰も興味もってないでしょう。文官統制だって実際、昨日のニュースWEBのツイートで、どういうこと?と言うツイートが、やたら多かったですし。世の中もはや自分の事にしか興味ないんですよ。世界の中の日本のあり方といった大局観で物事を見る姿勢を全くもって放棄してしまって経済至上主義に陥ってる現状に反吐が出る今日この頃です。
投稿: オクやん | 2015年3月 7日 (土) 13時50分