「過去を学び、分厚い保守政治を目指す若手議員の会」は自民党ハト派の再起のきっかけとなるだろうか。それとも、ただのガス抜き・・・?
昨日のグラっときたのには、ちょいとビックリ。我が家のドラ猫も「ニャンだ、ニャンだ」とばかりにドングリ眼になっていたのだった。震源が茨城だったもんで、東海村の原発が気になる午後であった。
さて、今日から安保法制=戦争法案が審議入り。毎日新聞の世論調査によると、反対55%、賛成25%で、この会期中の法案成立に反対も54%だったとか。こうした数字を背景に、本来なら国会は慎重な上にも慎重な審議をしなくちゃいけないんだが、野党の連中はどうもパッとしないんだよね。大阪都構想でお子ちゃま市長が住民から「NON」を突きつけられたあたりから、わずかだけど潮目が変わりつつあるんだから、ここで野党が褌締め直して違憲総理を追い詰めていけば、ひょっしたら自民党の中の反安倍勢力が勢いを増すかもしれないんだよね。「過去を学び、分厚い保守政治を目指す若手議員の会」なんてのも結成されたりしてるんだから、ここは絶好のチャンスだと思う。
・田中龍作ジャーナル
自民若手ハト派 「分厚い保守目指す」
その「過去を学び」なんちゃらというのが会合を開いて、作家の浅田次郎を講師として招いたそうだ。で、会合には10人余りが参加したってね。こうした動きがただのガス抜きに終わることなく、レレレのシンゾーと不愉快な仲間たちがその声を無視できなくなるくらいの勢力に是非ともなってほしいと思う今日この頃なのだ。
それにしても、「過去を学び、分厚い保守政治を目指す若手議員の会」なんてのにエールを送る時代がくるとは、我ながら複雑な心境ではある。 というわけで、しみじみとしたところで、今日のところはお後がよろしいようで。
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コメント
安保法制の審議を前に、
「歴史歪曲政策詐欺師毒宰和製ヒトラー」が
野党を攻撃するに
「木を見て森を見ず」だといった。
故事ことわざによれば、確かに
「物事の一部や細部に気を取られ全体を見失うこと」とある。
が、しかし、森を作り、山を作るには植林から始まって間伐や枝打ちなどをしなければ、確かな森や山は作れない。
安保法制にしても、十束ひとからげの議論ではなく、それぞれ個別の法案・つまり植林した幼木が真っ直ぐ育つのか、ねじ曲がって育つのかじっくり見極める必要がある。
特に、自衛隊法や重要影響事態法の改定などは人の命が係っている。
野党には、嘘と詭弁の説明を論破しなければならない責任がある。
ところで、沖縄の翁長知事が、共同通信のインタビューに「自分の惨めさはなんでもないが、県民に惨めな思いはさせたくない」と。
泣けた。
投稿: 岡目五目 | 2015年5月26日 (火) 14時41分
日中戦争がはじまる前、「中国を叩きのめせ」という陸軍に対して、それを阻止する努力をした外交官がいたそうです。しかしそれも虚しく日本は上海へ大量出兵。彼は著書にこう書き残しています。
「日本は馬鹿にしてかかった中国に手強い相手を見出したのだ。犬だと思っていた中国がウルフになっていたのだ。軍部のミスカルキュレーション。国民は愚にせられてウルフを相手にしているのを知らないのだ」
今の日本の状況も似たり寄ったりのような…。
投稿: さやこ | 2015年5月26日 (火) 13時42分