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2015年6月11日 (木)

「ひとり、ふたり、さんにん・・・いやいや数の問題じゃないと思うけど・・・」(菅官房長官)。番長皿屋敷のお菊か、お前は!

 「口は災いの元」とはよく言ったもので、貧相顔の官房長官・菅君が「合憲派学者はいっぱいいるもんね」発言を追求されて国会で立ち往生。ざまあかんかです。ピースボート辻元君から「いっぱいってんなら名前をあげてちょうだい」って宿題を出されていたのに、「ひとり、ふたり、さんにん・・・いやいや数の問題じゃないと思うけど・・・」って尻すぼんじゃいました。お前は、番長皿屋敷か。しかも、名前を挙げた3人ってのは、前々から合憲って言いそうな学者として名前が取り沙汰されていた先生で、結局は他には見つからなかったってことなんでしょうね。

 で、名前のあがった3人、百地日大教授、長尾中大名誉教授、西駒大教授がそれぞれ東京新聞のインタビューに答えているんだが、なんちゃって法学部だったくろねこから見ても、どのご意見も「なるほど」って頷けるものではありませんでした。なかでも、西駒大教授のコメントってのがなかなか笑かしてくれてます。「合憲あるいは明確な違憲ではないという学者は少なからずいる。多数か少数かが問題の本質ではなく、説得力があるかどうかだ」ってさ。いやいや、そりゃあそうだが、だから説得力のあるご意見賜りたいんだよね、こちらとしては。で、ご本人は、「憲法解釈の問題ではなく、政策判断だ」ってんだから何をかいわんやなのだ。

官房長官 合憲論学者「数ではない」 安保法案 与党、会期延長検討

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 数の問題ではないってのは一理あるとは思うけど、いま問われているのは「いっぱいいる」って明言した貧相顔の官房長官の政治家としての矜持そのものなんだね。なんてったって、政治にとって言葉は命なんだから、「いっぱいいる」って言っちゃった以上は、それを証明してくれなくちゃ困っちまうんですよ。でもって、記者会見では、こんなことも口走ってます。

記者:先週は違憲ではないと言う著名な学者も「たくさんいる」と言
    っていたが「数が問題ではない」 に変わった。

菅:そんなことはない。名前を挙げたら挙がるけど。どういう形でど
  う二百人集めてきた(かなど)いろんなことがある。そこは全く問
  題にしていない。

 だから、名前挙げろって言ってんじゃねえか、このヤロー・・・って、どやしつけたくなりますね。そんでもって、それに続くコメントはまったくもって意味不明。日本語の体をなしてません。一度病院行った方がいいんじゃないか。

 チャンチャラおかしい答弁してるのは貧層顔の官房長官だけではありません。気分は軍人の防衛大臣・中谷君も、「将来的に日本を取り巻く安全保障環境がさらに変化すれば、集団的自衛権行使容認した憲法解釈を再び変更する可能性がある」ってなハチャメチャな答弁してます。そんなに政権に都合のいいようにコロコロ解釈変えられるって発想そのものが立憲主義を否定してるっとことに、この男はまだ気づかないんだね。

憲法解釈 環境次第で再変更 安保法案で防衛相

 また、集団的自衛権行使容認の理由のひとつとなった「安保環境の根本的な変容」に対して、「『根本的』の基準は何か。いつから『変容』しているのか」って追求された昼間の幽霊外務大臣・岸田君は、「一概には言えない」ってアッケラカンと答弁してくれちゃってます。スゲーな。安全保障環境がいつから変わったのかって質問は極めて重要なんだよね。なんてったって、違憲総理もよくこれを使うんだけど、日本を取り巻く安全保障環境ってのは劇的に「変容」なんてしてませんからね。北朝鮮のミサイルはもう何年も前から日本を射程に捉えているし、このところ突然スポットライトが当てられて、やたら新聞・TVが危機感を煽っている南シナ海における中国の海洋埋め立てだって、いまに始まったことではありません。そんなんだもん、さすがに昼間の幽霊外務大臣もいつから変容したかなんて具体的なことは言えなかったんだね。

 つまり、その心は、南シナ海の危機を煽って、それを理由に日本に集団的自衛権行使させる態勢を作らせようとしているのは、実はアメリカなんだってこと。とにかく、アメリカの戦争を日本に肩代わりしてもらいたくて仕方ないのがアメリカなわけで、そのために議会で違憲総理に演説させてやったようなもんなんだね。TPPもまたしかり。

 昨日も書いたけど、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」なんてことはサラサラなくて、自分たちがいい思いをするためなら進んで大股開きしちゃってるのが、安倍政権の本質ってことなんだね。こういうのを、違憲総理の大好きな罵りにならえば「売国」って言います。

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集団的自衛権」カテゴリの記事

コメント

続報

報ステの調査(中間)によれば、
返信のあった50人のうち
違憲・45人
違憲の疑い・4人
合憲・1人
だそうだから、やっぱり数の問題じゃない、
と言わざるを得なくなっちゃたのね。

これで、「数」で安保法制成立させたらどうなっちゃうんでしょう。

矛より盾が強いとか、盾より矛が強いとか言ってんだから、
誰か「丁寧」に教えてください。
1

投稿: 岡目五目 | 2015年6月11日 (木) 17時21分

窮地に立たされて「そう思う人はいっぱいいる」なんて苦し紛れにいう人がいますが、あれと同じですね。

辻元さんに対する答弁を聞いていると、みなさん本当は「違憲」ということをよくわかっていらっしゃる。
じゃあなぜ本心をいえないのか。どこからか相当脅されているのかなあ、などと勘繰りたくなりました。

一つ収穫がありました。法制局長官の答弁が聞けたこと。フフン、なるほどね、と思いました。

投稿: さやこ | 2015年6月11日 (木) 09時59分

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