そうだ、福島第一原発事故による緊急事態宣言はまだ解除されていないんだ。何が「1億総活躍社会」だ。「1億総被曝社会」の間違いだろう。
安保法制=戦争法で一色だった夏も過ぎ、ふと空を見上げて考えた。そうだ、福島第一原発事故による緊急事態宣言はいまだに解除されていないのだと。それどころか、日ごと流出する汚染水は確実に海を汚し、それがどんな環境破壊をもたらすか誰にも予測がつかない。
さらに、核燃料デブリ(メルトダウンした核燃料)は、それを回収する技術そのものが暗中模索の状態で、へたすると地下で再臨界なんて最悪の事態だって起こりかねないのが現実だ。昨日のTBS『報道特集』は、その危機的状況をリポートしていたけど、これでよくもまあ原発再稼動だなんて野蛮なことができるものだ。
でもって、福島第一原発2号機の核燃料も、その大部分がメルトダウンしていることがわかったそうだ。「1億総活躍社会」だなんて戦時中の戦意高揚スローガンみたいなアナクロ色満載のキャッチフレーズで悦にいっている場合じゃないんだよね。「1億総被爆社会」がやってくるのも時間の問題かもしれないんだからさ。
・2015.9.26報道特集「廃炉と復興 燃料デブリに迫る」 関連ツイートまとめ
・【手遅れ】福島第一原発2号機の核燃料、70%~100%がメルトダウン!大部分が溶融!素粒子を使った内部調査で判明!
こんな現実を目の当たりにすると、アメリカ傀儡政権が必死こいて安保法制=戦争法を成立させたのは、そうした絶望的な福島第一原発から目を逸らさせるためのトリッでもあったんじゃないのかと妄想したくもなってくる。
それはともかく、福島第一原発はこうしている今も、破滅的な状況はさらに深刻化していっているわけで、ひょっとしたら人類が経験したことのないようなカタストロフィが明日にもやってくるかもしれないと思うと夜も眠れず、昼寝してしまう今日この頃なのであった。
| 固定リンク
« 「時を経る中で、(安保法制の)実際の意味や意義について国民の理解が広がると確信している」(安倍晋三)。まだ言うか、うつけ者め。 | トップページ | 集団的自衛権行使容認の閣議決定について内閣法制局が公文書管理法違反の疑い。ろくすっぽ議論もせずに、電話で解釈改憲に「OK」出してたってさ。 »
「原発」カテゴリの記事
- 「原発依存度低減」から「原発の最大限活用」へ・・・地震大国でこの能天気、正気か!!(2024.12.18)
- 東電が装置の取り付けミスでデブリ取り出しに失敗・・・こんな初歩的なミスをする企業に原発を扱う資格はない!!(2024.08.23)
- 原発建設費を電気代に上乗せを経産省が検討・・・言ってみれば、原発建設税ってことか! イカレてる!!(2024.07.25)
- 能登半島地震の混乱に乗じて辺野古基地建設に着手!!&志賀原発に設計想定外の揺れ!!&大川原化工機冤罪事件で国と都が控訴!!(2024.01.11)
- 「原発には現時点で異常がない」(林官房長官)→志賀原発では「冷却ポンプが一時停止」「変圧器付近で爆発音と焦げ臭い匂い」→これでも「異常なし」!? (2024.01.02)
コメント
前にも書いたかなァ?
緊急事態宣言はいまだに解除されていないは、300年経てば若しかしたら解除出来るかも?位のスパンのものなんだけどね、、。
うん!昼寝はイイ(笑)
終日終日ノタリノタリかな、はイイ(笑)
今のうちに幸せを噛み締めて置いた方が良い(悲)
投稿: 武尊 | 2015年9月28日 (月) 01時23分