新年早々、「緊急事態要項」で改憲宣言・・・危険な1年になりそうだ。
テレビ朝日『朝まで生テレビ』にギャラリーとして参加して「自民党になってから良くなった」ってほざいたオッサンが、実は大田区の現職の区議だったとかで大炎上です。こんなのは事前に調べればわかることなんだから、明らかに確信犯としてのヤラです。テレビ朝日はもうダメですね。
そんなことより、何をトチ狂ったか、新年早々に安倍ペテン政権が「緊急事態要項」の追加をブチ上げ、改憲のアドバルーを高々と掲げたってね。おそらく、おとそ気分のうちにってんで、ちょいと世論の動向を探る観測気球って意味合いもあるんだろうが、嫌な雲行きだ。
前からチラホラと匂わせていたように、「大規模災害を想定して」という枕詞がついてるんだが、そんなことは大きなお世話で、東日本大震災を引き合いに出すまでもなく、現行法で十分に対応できる。ようするに、「緊急事態要項」の一番の目的は、自民党の改憲草案にもあるように「私権の制限」っていところが肝なんだね。ここを見落としてはいけない。
パリの無差別テロ後に敷かれた非常事態宣言と同じで、「緊急事態要項」が憲法に追加されたら戒厳令がいとも簡単に発令することができる。これは実質的な改憲なんであって、集団的自衛権行使容認の時のホルムズ湾の機雷と同じで、大規模災害をダシにした憲法破壊以外の何物でもない。
テロや災害をお題目にすれば何でも出来ちゃうということを、ペテン総理はパリの無差別テロから学んだに違いない。オランド様様ってところか。正面きって堂々と改憲を争点にした論陣を張るならともかく、ペテン総理の手口ってのはいつだって姑息な裏口入学みたいなもんなんだね。でも、それにコロっと騙される一般大衆労働者諸君ってのがいるのもまた事実で、それをまた新聞・TVが必死に煽るんだから始末に負えない。
今回の「緊急事態要項」のアドバルーンは、そうした人々への刷り込みがスタートしたってことなんだろう。なんか、激動の1年になる予感がする箱根駅伝の朝である。
| 固定リンク
「憲法改正」カテゴリの記事
- 「国民投票にかけ憲法改正を実現する段階に入った」(岸田文雄)・・・えっ、いつ入ったの? 勝手なことほざくんじゃない!!(2024.09.03)
- 総理大臣が気安く「改憲」を口にするのは憲法99条違反なのに、なぜメディアはそこをスルーするのだろう!!(2024.08.14)
- オリンピック、株価暴落の影に隠れて、自民党が改憲本部の会合で「緊急事態時の国会議員任期延長」を取りまとめ!!(2024.08.06)
- 「改憲の賛否を問う国民投票の実現に至れば、自民の血管に再び血が流れるようになる」(小泉進次郎)・・・「改憲」で口を揃える自民党総裁候補のおぞましい面々!!(2024.07.27)
- 「改憲議論引き延ばしは責任放棄」(岸田文雄)・・・政治がファミリービジネスの世襲政治家に「改憲」を語る資格はない!!(2024.05.31)
コメント
「緊急事態法」策定を前に
忍ぶれど 色に出にけり わが思い
ものや思うと 人の問うまで
「歴史歪曲政策詐欺師毒宰違憲和製ヒトラー」
投稿: 岡目五目 | 2016年1月 2日 (土) 18時26分