「野党共闘は『民共合作』」(茂木元経産相)だとさ。こういう苔生す言語感覚にいまの自民党政権のすべてが象徴されている。
東京マラソンの男子はさんざんで、こんなビジョンのないレースしてちゃ駄目でしょ。ま、男子のマラソンはこのままだと10年経っても世界とは戦えませんね。マラソンに対する考え方が古臭いんじゃないのかなあ。スピードマラソンにどう対応するか。ちったあ頭使えよってなもんです。やっぱり、駅伝が元凶かなあ。
ところで、考え方が古臭いと言えば、ペテン総理なんてその代表格みたいなもんで、頭の中はほとんど昭和10年代してます。当然、そのお仲間たちも輪をかけたウスラトンカチばかりで、キツネ目の茂木君が久しぶりにやらかしてくれました。「野党統一候補と言うが、実質的には民主党と共産党が組んでやるということ。『民共合作』の革新勢力にこの国をゆだねるのか」だとさ。
いまどき、「民共合作」ですぜ。即座に連想するのは「国共合作」で、なんとまあ古臭い言語センスなんだろう。続けて、「我々がこの夏に戦うのは、ひ弱な野党ではない。その裏で着々と勢力を伸ばしている共産党と戦う」ときちゃうんだから、こりゃもう頭の中は昭和30年代ってところだ。へたすると、そのうち「中共」なんて言い出だすんじゃないか。
それはともかく、共産党が「国民連合政権」を謳い、広く野党共闘を呼びかけたことは、自民党のゴロツキ政治屋どもをいたく刺激したようですね。ムネオみたいに「共産党憎し」で舞い上がっちゃう輩も出てくる始末で、相当に危機感持ってることは間違いない。
まさか、独自候補を降ろしてまで野党共闘にまい進するなんてことは、ペテン総理のように頭の中が昭和初期しちゃってる世襲政治屋には想定外どころの話じゃなくて、天と地がひっくり返るくらいの衝撃があったんだろうことは容易に想像がつく。だからこそ、キツネ目の茂木君のように「共産党がー」ってやたら喚くスットコドッコイが出てくるんだろうね。ニッポン放送の提灯番組で、ペテン総理が「民主党はだんだん共産党と似てきた」なんて居酒屋でオダあげるオヤジみたいなことを口走ったのも、それだけユトリがなくなったきたことの証みたいなもんです。
それにしても、「民共合作」とはねえ。アナクロニズムと言うのもお恥ずかしい、この昭和な言語感覚にいまの自民党政権のすべてが象徴されているような・・・そんな気がする閏日の月曜の朝であった。
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