フクイチ爆発直後の幻の「首相談話草案」。国民に誠意を持って語りかけることこそが政治だということを改めて教えてくれる。自民党なら「緊急事態要項」発令で、「戒厳令の夜」ですね。
SPEEDの今井君に早くもスキャンダル。票を集められるタレントやアスリートなら誰でもいいや、ってのが本音で、身体検査もろくすっぽしていなかったんだろう。ホント、有権者を舐めてるよなあ。
・自民・今井絵里子候補の同棲相手が、中学生を含む少女3人を風俗店で働かせ、2015年3月に逮捕されていたことが判明!by週刊ポスト
ところで、本日の東京新聞一面は、「原発事故 政府の力では 皆様を守り切れません」の大見出し。なんのこっちゃと思えば、3.11直後に「首都圏避難で首相談話草案」なるものを作成していたってね。東京も放射能汚染で避難を余儀なくされた場合をシミュレーションしたってんだが、それほどの危機的状況にあったんだなあということを改めて確認した朝となったのである。
この草案を作成したのは劇作家の平田オリザで、「情に訴える分と理性に訴える部分のバランスを考えた。今でもこの文章でよかったかどうかは分からない」とコメントしている。政治家や官僚ではない表現のプロの視点って、こういう原稿にはとても大切なもので、だからなんだろうね、草案には「10年以内の子どもの甲状腺がん発症の確率」や「福島第一原発からの距離別の健康被害の可能性」についてもちゃんと盛り込まれている。
実際に首都圏避難が現実になったら、この草案だけではとても対処できない混乱が起きていただろうけど、その時には「草案の練り直しに加わってもらう放射線の専門家や心理学者、小説家の人選」も進められていたとか。
・原発事故 政府の力では皆様を守り切れません 首都圏避難で首相談話草案
・福島事故 首相談話草案全文 妊婦、乳幼児連れの方 優先乗車させて
自民党ではこうはできなかったんじゃないのかねえ。だからこそ改憲に絡めて「緊急事態要項要綱」なんてのを持ち出してきているわけで、「戒厳令よりはましだ」という平田オリザの言葉に自民党なんかにはとても望めない、民主党だからこその「誠意」を改めて感じる。
なんでもかんでも「民主党がー」って言ってりゃ事足りると思っている頭の足りない世襲政治屋には、とても及びもつかない草案なんだろうね。権力をかざして抑えつけるのではなく、国民に誠意を持って語りかける。それこそが政治なんだということを、誰かあの愚か者に教えてやれ、ってなもんです。
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コメント
安倍糞がラジオで安倍シンパの辛坊にインタビューを受けてたな。
だいたい一国の首相及び大統領のヨイショインタビューをしてるマスコミなんてもんは日本ぐらいなもんだぞ。しかも無批判垂れ流しで。
放送法の問題でも肝心の放送局は何の抗議文も出さなかったし。
もう終わっとるわ。マスコミ共々。
投稿: オクやん | 2016年2月20日 (土) 20時07分