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2016年4月13日 (水)

「TPP法案成立先送り」(読売新聞)。選挙が終わるまで臭いものには蓋ってことか!?

 新宿ゴールデン街の火事にはビックリ。友人の店が心配だったんだが、どうにか難を逃れたようでひと安心。これを好機とばかりに、またぞろ再開発計画が持ち上がらなければいいのだが・・・。

 ところで、政治とカネの権化のようなTPP特別委員会委員長・西川君の暴露本でTPP審議がストップしちまったまった国会なんだが、どうやらTPP法案成立先送りの気配とナベツネ新聞が報じている。「激しく抵抗する野党を押し切って採決に踏み切れば、夏の参院選への悪影響が避けられないと判断した」そうで、選挙に勝ったら公約にあろうがなかろうが何でもできるっという思惑があるんだろえうね。選挙が終わるまでは臭いものには蓋といういつもの姑息な手口です。

TPP法案成立先送りへ、参院選への影響回避

 それほどTPPというのは隠し事の多い条約ってことなんだろうね。ペテン総理は、「決まったことがすべて」となんとかのひとつ覚えを繰り返しているが、これって上意下達の典型で、お上の言うことには逆らうなって言ってるようなもんだろう。

 TPP協定文書の翻訳とやらが内閣官房のホームページに掲載されている。ついこの前までは暫定版ということで公開されていたものに、いまは各章の附属書も翻訳されて掲載されている。で、この日本語版なんだけど、そもそもTPP協定の公式言語というのは、英語、フランス語、スペイン語の3カ国語のみで、日本語は入っていない。てことは、正文としてのTPP協定は内閣官房の英語版と日本語版を付き合わせないと、そこに書かれた真意ってのは汲み取れないんじゃなかろうか。

 なんてったって、ひとつの翻訳のし方ひとつで微妙にニュアンスが変わるのは、日常会話にだってあるんだからね。ましてや、国家間の国際協定ともなれば、一字一句の正確な翻訳が担保されてなければいけない。広島宣言の「human suffering」という表現を「非人間的な苦難」と訳したことでもひと悶着あったんだから、国のカタチを変えるTPPともなればその重要性は言うまでもない。政府サイトに翻訳が公開されているからって、それで全容が公開されていることにはけっしてなりません。

 さらに、黒塗り資料について、非公開資料なんだからわざわざ騒ぎ立てるのはおかしいという意見もあるんだが、外交ってのはそのプロセスにこそ意味がある。どんなプロセスを経て結論に至ったのか。そこをねぐって結果がすべてと言うのは、民主主義の手続きの上からもすっとこどっこいな所業なんだね。国同士の約束だかなんだか知らないけれど、国民にその経緯の情報公開もしない国際協定なんてその時点で参加してはいけませんよ、ったく。もっとも、参加決めたのは民主党で、「断固反対。ブレない」で選挙やってブレちまったのが自民党なんだけれど・・・。

 それはともかく、秘密保持って約束もどうやら怪しげなもののようで、そのあたりはブログ「街の弁護士日記」さんが掘り下げてくれているので、そちらを是非ご一読あれ。

・街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋
TPP 秘密保持に関する書簡 全文訳

 TPP法案成立先送りになったとしても、秋の国会ではTPPが最大の焦点になるのは間違いないわけで、それまでには全国会議員が6000ページを超えるとも言われる協定文書を読んで、しっかりと中身の審議をしないと、ホントにまずいことになりますよ。なんといっても、批准が前提じゃありませんから、TPPは。そこんとこよろしくです。

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コメント

ゴールデン街、一度行ってみようと思いながら、とうとう行かずに東京から引っ越してしまった。
くろねこ氏「友人の店が心配だ」を口実に昨夜もお出かけか?と思ってましたが、お出かけはなかったんですね。

ところでTPP
あれれれ、TPPは国益だったんじゃないの?
国益なんだから参院選で大いに宣伝すればいいのに。

消費税、TPP、年金運用実績、なんでも先送り。
先送りすりゃ国民が忘れるとでも思ってるのかね?
その国民を舐めた態度が許せない!

投稿: こなつ | 2016年4月13日 (水) 15時32分

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