「時代と殴り合った最初のアスリート」でもあった偉大なチャンピオンに、惜別のテンカウントを・・・。
ヘビー級ポクシングを「マッチョな男の殴り合い」から「華麗なスポーツ」へと変貌させたムハメド・アリが亡くなった。
・モハメド・アリ氏死去、74歳 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」世紀のプロボクサー
マッチョの典型だったソニー・リストンを破って世界チャンピオンに耀いた黒人の青年、カシアス・クレイの登場は1964年。くろねこが“厚顔”の美少年だった中学生の時だ。「ホラ吹きクレイ」とメディアが呼ぶほどの大言壮語。
でも、それがただのパフォーマンスではなく、自らの存在を賭けた時代との壮絶な戦いなのだということを知ったのは、ボクサーとして絶頂を迎えた時期の突然の徴兵拒否だった。ベトナム戦争が泥沼化していく中で、それがどけだけのリスクを伴っていたことか・・・。
徴兵拒否による資格剥奪からキンシャシャの奇跡と呼ばれた復活。そして、引退後にパーキンソン病と戦いながら、アトランタ・オリンピックで聖火台に姿を見せた時の静かな感動。アリの想像を絶する勇気と強固な意志こそが「レジェンド」という名にふさわしい。
「時代と殴り合った最初のアスリート」のひとりでもあった偉大なチャンピオンに、惜別のテンカウントを・・・。
G1を4連勝中のマイルの王者、モーリスが絶対人気の安田記念。果して、死角はあるか。東京コースだと手前を変えないという弱点があると言われるけれど、そんなウィークポイントも問題にならないほど力は抜けている。迷わず本命。相手は、イスラボニータ、ロゴタイプ、コンテントメント、ディサイファ、フィエロ。
◎モーリス、○イスラボニータ、▲ロゴタイプ、△コンテントメント、ディサイファ、フィエロ
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コメント
(流石の競馬予想!馬連6-8!)
アリがヘビー級王座ジョージ・フォアマンにKO勝ちで頂点に立ったのが40ン年前だった(キンシャサの奇跡)。合掌。
↓なお、参考までに布袋頭不起訴の内幕!?
http://lite-ra.com/2016/06/post-2301.html
投稿: アル中 | 2016年6月 6日 (月) 21時45分
高校・大学時代テレビが無かったので
まともにアリの試合を見たことがなく
スポーツ・ニュースでしか知らなかったが
動きの軽さに驚いたものだ。
まさに「蝶のように舞、」でした。
珍しい写真、見つけました。
↓
http://mobile.twitter.com/tkmttkmt/status/739584293366730752/photo/1
アメ車には、こんなのが付いていたんですね。
投稿: こなつ | 2016年6月 6日 (月) 16時26分
12才の時に自転車を盗まれたことが、ボクシングを始めるきっかけになった。そして、政界一の王者になった。
が、なによりベトナム戦争反対、徴兵拒否は平和主義者だったことを物語る。合掌。
中日新聞・中日春秋から(東京新聞・筆洗)
⇓
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2016060502000098.html
投稿: 岡目五目 | 2016年6月 5日 (日) 20時43分
アリが語った「リスクを冒す勇気のない者は、人生で何も成し遂げられない」は今でも人生訓として心に響きます。
投稿: オクやん | 2016年6月 5日 (日) 18時39分