豊洲新市場の盛り土費用850億円はどこに消えた!? そこには築地市場移転という枠を超えた、とてつもなく邪まな企みが・・・??
「加藤の乱」で政局を見誤ったのが痛恨の極みだったであろう加藤紘一が亡くなった。かつて、小泉純一郎の靖国参拝を批判したことで右翼の反発を招き、自宅と事務所が放火され全焼。当時は陣笠議員にすぎなかった網タイツの現防衛大臣・稲田君は、この事件について「お家が丸焼けになった」と軽口叩いて顰蹙を買ったことがあったっけ。ともあれ、自民党のリベラルの重鎮がまたひとり逝ってしまった・・・・合掌。
それよりもなによりも、豊洲新市場にまたしても問題が発覚。なんとまあ、土壌汚染をクリアするための基本中の基本だった4.5mの盛り土が、水産卸売場棟や青果棟などの地下ではまったく空洞のままほったらかしになっていたってね。これまでの都の説明では、「盛り土はバッチリやらせてもらってます。汚染対策も完璧」ってなってたのに、一皮剥けばこのありさまだ。
ようするに、都が嘘ついて、仲卸業者はもちろん都民をすら騙していたってことになる。おそらく、盛り土してないことは移転プロジェクトに深く関わってきた自民党都蓮や移転推進派の仲卸業者幹部あたりは知ってたんじゃないのかねえ。だからこそ、移転延期には強行に反対したんじゃなかろうか。とにかく移転しちまえばこっちのものってタカくくっていたに違いない。
敷地の3分の2が盛り土されてなかったっていうから、850億円とされる盛り土費用はどこへ消えたのか。おそらく、ああしてこうしてこうなったというわけで、移転プロジェクトに関わる利権グループへと流れていったのかもね。
築地移転言いだしっぺのレイシスト石原、それを引き継いだ獅子頭・猪瀬とマキゾエあたりも、けっして無関係ではないって推理も当然成り立つ。都の役人だけでこんな犯罪ともいえる裏工作ができるわけないんであって、そこにはしかるべき権力が関わっているのは間違いない。
移転の基本的条件だった盛り土がされていなかったと言うことは、汚染対策そのものに重大な不備があったわけで、移転延期どころか白紙撤回となったとしてもおかしくない話なんだね。「食の安全」に関して嘘ついてまでも移転を強行しようというその意図に、単なる築地市場移転という枠を超えた、とてつもなく邪まな企みが潜んでいるような気がする今日この頃なのだ。
ちなみに、豊洲新市場建設に関わっていたのは、清水建設(水産仲卸売場棟) 、大成建設(水産卸売場棟) 、鹿島建設(青果棟) のゼネコン各社。ここでも大成建設か・・・なるほどね。
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コメント
どうりでね、
豊洲の土壌改良現場を写真に撮ったら、ガードマンがふっ飛んできたんですよ。
「なに写している!!」ってね。
そこは仕事で毎日通るんだけれども、お盆のように土を掘りまくって窪みだったから、いつここに土壌を入れるのかなぁと見ていたら、すぐ上物の工事が始まりあっという間に完成しました。
東北の被災地は建築費でぼろ儲けなんてできないからさっさと逃げ出して、東京のオリンピックと築地移転工事に殺到したわけ。
工事費は上がり、作業員は集中し、材料費は天井知らずに上がり続けるわけ。
誰がもうけ、だれが負担するのか?
ほっておかれて復興が止まったままの東北の民の地団駄が都民にはわかるかなぁ????
投稿: kappa | 2016年9月12日 (月) 17時13分
昨日、講演を聞きに行きました。
講師は島根県雲南市の世帯数415戸の鍋山地区で、10年前から「自分たちの町は自分たちの手で」を実践してきた秦さんという方。
会場からの「自分の所も過疎の地区で活気がない。町内会も敬遠されて後継者が育たない。どうしたらよいか」の質問に、秦さんは「長老のあんたが辞めればいくらでも後継者は出てきますと言えばいい」ときっぱり。
この言葉、都議会にもオリンピックにもあてはまりますね。もうああいうテカテカ光った老醜顔は見たくない。
投稿: さやこ | 2016年9月11日 (日) 10時08分