安倍の日本がトランプのアメリカを笑えるわけがない。どっちもどっちだけど、反グローバリズムのトランプの方がまだマシかもしれない。
おお、トランプが勝っちまった。正午までには大勢判明なんて新聞・TVは煽ってたけど、午後になってもトランプリードが変わらず、とうとう瓢箪から駒が出ちゃったってことか。
大統領選の最中にわざわざアメリカまで出向いてヒラリーと会談したペテン総理は、さぞかし心胆を寒からしめていることだろう。なんてったって、TPPなんかとんでもない、というのがトランプの公約の柱のひとつですからね。ああ、それなのに、ペテン総理は今日にもTPP承認案の衆議院通過を画策してるってんだから、まるで新大統領に喧嘩売っているようなもんだろう。さすがに影の自民党のノダメも「新大統領に喧嘩を売ることになりかねない。世界の笑いものになる」って呆れている。
トランプが大統領になって何がどう変わるのか、そんなことはシロートがとやかく言えることではないけれど、ひとつだけ確かなことは新自由主義、グローバリズムが終焉を迎えるだろうってことだ。おかげでTPPは反故になるだろうだから、これは歓迎すべきことだろう。
そしてまた、もうひとつ注目したいのが、アメリカの一国覇権主義が後退することで、アジアは中国を中心として動いていくということだ。フィリピンのドゥテルテ大統領が盛んにアメリカに噛み付いているのも、そういう流れを察知していたからに違いない。アメリカも巻き込んでの包囲網を喚き続けて中国敵視政策を続けているペテン総理は、さぞかしお腹が痛くなっているに違いない。
・植草秀一の『知られざる真実』
反グローバリズムがトランプ新大統領を誕生させた
トランプは政治家ではなくてタフな資本家ですからね。おそらく、株式会社アメリカというスタンスで国を舵取りしていくのだろう。「アメリカにとっての利益」しか頭にないから、政治的駆け引きなんて通じないかもしれない。日本がもっと金出さないと米軍基地撤退するぞって脅しているトランプに、ああそうかい、だったらいつでも出てっていいんだぜ、なんて啖呵を切れる器ではありませんからね、ペテン総理は。
へたすると、「はいはい、お金はいくらでも出します」「軍備増強も御意のままに」「なんなら核兵器作っちゃいましょうか」なんてお追従だってしかねない。トランプの脅しを逆手にとっての軍備増強ってのは十分に考えられる。そのために改憲論議を本格化させようなんて仕掛けを、もう検討しているかもしれない。もっとも、ペテン総理にそれだけの頭があればの話だけれど、できればこのままお腹痛くなって消えてくれればいいのに。
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コメント
トランプがアメリカ大統領に就任することになって、
日本は上へ下への大騒ぎだ?
何故だ?
アメリカ追従外交が破壊されるから?
この際、考えなければならない事は、
「トランプに何をされるか」ではなく、
「日本は何をするか」だろう。
ドイツ・メルケルは言う。
「宗教や肌の色による差別の禁止。民主主義と自由、
人権尊重など原則を守れば付き合ってあげますね」と。
投稿: 岡目五目 | 2016年11月10日 (木) 22時18分
“トランプ大統領誕生で安倍政権は行き詰まる”(「知られざる真実」)、シン坊が“このままお腹痛くなって消えてくれれば”(「くろねこの短語」)ケッコウ毛だらけだ。
ところがドッコイ、“円高株安定着”“米軍駐留経費日本負担激増”“高額関税で日本車締め出し”・・・てなことになると、巡り巡って庶民にツケ回しか? 諸刃の剣?のトランプでアメリカ属国列島は激震だ。
投稿: アル中 | 2016年11月10日 (木) 17時22分