脳内お花畑満開のTPP国会質疑・・・安倍晋三は合意文書を理解していないどころか、読んだこともないに違いない。
TPP強行採決はどうやら4日まで持ち越すようだ。それにしても、TPPに関する国会質疑のなんと不毛なことよ。
・国会決議違反、食・農・地域経済への打撃、ISD条項、食料主権
昨日も、国内の医薬品の価格決定に関してアメリカの製薬会社によって価格が左右されるんじゃないかという質問に、ペテン総理は「米国から要求されたとしても、今の仕組みを変えることはない」と答弁している。さらに、輸入食品の安全性についても「TPPがわが国の(食品の安全に関する)制度に制約を加えるものではない。安全でないものが一般家庭に届けられることはない」と強弁している。
どちらの答弁も、何を根拠してのたまってくれちゃってるんだろう。これってあくまでもペテン総理がそう思っているだけのことで、TPP合意文書のどこにそんなことが書かれているのだろう。医薬品の価格なんか、アメリカの製薬会社が米国式ルールに合わせろって訴えたらどうなるんだ。それこそがISDS条項の恐さなんであって、そんなことになったら日本の制度なんてひとたまりもありませんよ。
ISDS条項については参考人質疑で「敗訴した場合、外国企業が相手国の(訴訟)費用も負担し、手続きの透明性が確保されているなど乱訴防止の規定がある」って楽観論を展開した学識者もいるようだが、甘いにも程がある。アメリカ企業がISDS条項を使って訴えようとしたら、どんなことしたって仕掛けてくるだろう。なによりも、TPPってのはアメリカのルールを世界に押し付けるのが目的で、そのためにISDS条項ってのはあるようなものなんだからね。
・今更聞けないTPP ー なぜアメリカはISDS条項で負けないのか
国連がTPPに署名も批准もするなって各国政府に呼びかけていたという話もある。このままだと、国破れて山河もなしってことになりますよ。
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コメント
TPPは、アメリカの仕組みに習え、というものだから
「嘘と詭弁の歴史歪曲政策詐欺師小2和製ヒトラー」が、
何を強がりを言ってもダメなのさ。
これで、日本の経済がハチャメチャになることが確定的になった。
皆さん、ご用意はいいか?
投稿: 岡目五目 | 2016年11月 1日 (火) 21時12分