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2018年11月22日 (木)

「民が黙れば民主主義は消える」・・・映画『華氏119』が描くアメリカは日本の写し絵でもあった!

 いまさらではあるんだが、マイケル・ムーアの『華氏119』を観た。実に示唆に富んだドキュメントでありました。ともすると、トランプ批判のドキュメントという側面だけが語られるけど、それはちょいと矮小化し過ぎというものだ。

 宣伝惹句に「2016年11月9日、トランプは米国大統領選の勝利を宣言-その日、米国ひいては世界の終りは始まった?!」とあるように、このドキュメントは「世界の終わりの始まり」ってところにマイケル・ムーアの思いが込められている。

 一言で言えば、「民意なんてクソ食らえ」って奴らが政治を牛耳るようになったことが悲劇の始まりってことだ。そのシンボルがトランプであり、そこに至るまでには様々な予兆があり、そこから目を背けてきたメディアや市民にも責任があるとムーアは語る。

 その典型的な例が、政治を企業経営の延長とする知事の出現により起きたミシガン州の水道汚染問題で、トランプはこの知事の手口を雛形にしているとムーアは指摘する。そして、オバマもまた、同じ穴のムジナだと断じる。

 さらに、「民意なんてクソ食らえ」を心情とするサノバビッチな政治屋どもが生まれる背景には、1億人が選挙に行かないという現実があることも見逃さない。

 「民が黙れば民主主義は消える」。最後に響くこの言葉こそが、このドキュメントの真髄だ。そして、それは日本の写し絵でもあるのだった。

 それにしても、トランプのインセストまがいのイバンカへの溺愛ぶりは実におぞましい。このドキュメントが大統領選前に公開されていたら、この1点だけでトランプ大統領はこの世に存在していなかったに違いない。娘を可愛いがって何が悪いという居直りは、「ばくしんの友」とゴルフをやって何が悪いという傲慢ぶりと重なって、暗澹たる思いにかられたのでありましたとさ。

・イバンカ氏、政府情報を私用メールで百通 大統領の長女

Photo

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コメント

日産・ゴーン問題。
フランス政府が乗り出しました。
世界が日本の司法制度を注視しています。
ゴーンの弁護に、ライブドア事件、
カネボウ粉飾事件で特捜部長を務めた
大鶴基成弁護士が当たることになりました。
さて、新旧特捜の対決は・・・。

「軍事行動のための改憲なら支持する」と言った
米子市長・伊木隆司。
国立米子工業高等専門学校で講演、
「一般大衆が政治や外交の課題は判断できない。
安い予算(思いやり)で世界最強の軍隊(在日米軍)を
傭兵としていることは有り難いことだ」と宣っている。
この男、日米地位協定を全く理解していない。

ついでに、
ペンス副大統領は、日本の許可なく直接横田基地に
乗り込んでいる(米関係者常時同)。
米軍の管制が、五輪の間だけ横田基地上空からの
羽田空港への離着陸を許可する。
日本の空はアメリカの空にして日本の空にあらず。
陸も同断。

マイケル・ムーア談続き。
「独裁者が頭角を現すのは、民衆が諦めた時だ」
日本は、もうそうなっているか・・・。

投稿: 岡目五目 | 2018年11月22日 (木) 23時06分

昨日はフランス大使がゴーンに面会に行ったそうだ。
オイ特捜、大丈夫か?他人事ながら心配になってしまう。

ゴーンを擁護する気はサラサラないが、ゴーンを逮捕するくらいなら東電社長を逮捕しときゃ良かったのに。

で、これは東電とは関係ないがとんでもないニュースが飛び込んできた。

「原子力機構、放射性廃棄物保管ドラム缶腐食、点検に50年」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20181122/k10011719551000.html

「昭和62年から平成3年にかけて行った点検で、ドラム缶が腐食し中身が漏れ出しているのが見つかっていることが分かりました」って
オイ、今何年だ?
27年も前の話だぜ、今頃になって「中身が漏れ出しているのが見つかっていることが分かりました」じゃねぇよ。

「今まで隠していたことが分かりました」だろ!

投稿: こなつ | 2018年11月22日 (木) 16時11分

世間はゴーン逮捕でもちきりみたいですね。
フランスのマスコミが「日本の刑事手続きはおかしい。弁護士は同席させないし、家族との面会も許さない。言語も日本語しかダメ」と。するとすかさず、日本人のこんなコメントが殺到する。

「日本で法を犯したんだから日本のルールに従うのが当然」

じゃなぜ、それをそのままアメリカさんに言わないのかな? 居座る米軍に言ってよ。「日本のルールに従え」ってさ。

「ルールに従え」という日本人たちは、このルールをどう思っているのかしら。外から指摘されるまでもなく、おかしいと思いません?

投稿: さやこ | 2018年11月22日 (木) 12時01分

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