新元号を口実にした政治ショーは究極の「皇室の政治利用」でもある!!&共産党・宮本岳志が議員議員して無所属で大阪補選に出馬! 野党共闘へ喝!!
日本会議の意を汲んで国書からと意気込んではみたものの、元をたどれば漢籍に由来があるというなんともお粗末な元号祭りではありました。それにしても、初老の小学生・ペテン総理が新元号の説明にしゃしゃり出てくる姿は、さながら皇室を利用した政治ショーの趣があって、なかなかに香ばしいものだった。本来なら、そこにフォーカスして新元号を語るメディアがあってもよさそうなものなのに、みんなお祭り気分ではしゃいでるんだからお話になりません。
そんな状況に思想家の内田樹がこんな具合に皮肉ってます。
「自身の政治思想を宣布する機会を、改元という全国民的な行事に絡めたことは、公人として節度を欠いた。新元号の制定意図に過剰に政治的なものを感じた国民は、元号を使わなくなるだろう」
「朝から晩まで特定政党の総裁と幹部がメディアに露出するのは作為を感じる。元号は天皇制に深くかかわる文化的装置で、最大限の注意をもて扱うべきデリケートな問題」
さらに、「仕組まれた政治ショーに踊らされて大騒ぎ。見識を疑う」と手厳しくメディアを批判している。ごもっとも。
誰かが「まるで所信表明演説」とペテン総理の会見を評していたが、気分は「民にご託宣」だったんじゃないのか。ホント、「何様のつもり」なんでしょうねえ。
そんな改元祭りの日に、なんと外務省は元号から西暦に統一するんだとさ。ペテン総理の談話の仰々しさが、いかに茶番かってことだ。
そんなことより、共産党の宮本岳志君が参議院議員を辞職して、無所属で大阪12区補欠選挙に出馬するそうだ。これって、野党共闘に本気で取り組む気配のない立憲民主や国民民主に対する痛烈なアピールだろう。共産党の覚悟に応えられないようでは、立憲民主に明日はない。
・大阪12区補欠選挙、共産党の宮本岳志氏が無所属から立候補表明!議員は辞職 「自らが退路を絶ち野党候補として」
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コメント
「令和」の続き。
昨日「令和」は、万葉集経由の中国・張衡の
「帰(歸)田賦」の孫引きだ、と書いたが、
この張衡は、後漢の7代「安帝」に仕えた政治家であり、
詩人だった。
「安帝」ですよ。「でんでん」でないけれど「安帝」。
が、「安帝」の末期には政治が乱れに乱れたため、
政治に嫌気がさし、田舎暮らしをするに当たって
この詩を書いた。
こうした事情を知っていて選定者(中西進と言われる)が、
冥土の土産に敢えて「令和」を選んだとすれば、
その深謀遠慮たるや驚嘆に値する。
一方で、改元した内閣は短命とのジンクスがあるそうで
ぜひそうなって欲しいと切に願うひとりでありつる。
投稿: 岡目五目 | 2019年4月 2日 (火) 22時53分
新元号については、皆さんいろいろ分析されておりますが、なかなか面白かったものを一つ紹介しておく。時間がある方は読んでみて下さい。
↓
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53111623.html
しかしオイラが気になるのは、昨日の発表会見でガースが「他の候補については数も含めて公表しない。発案者に関しても発表を控える」としていたのに、夜になると他の候補が全部リークされるって、どうなってるんだ?
何らかの意図をもってリークされたのか?
その内容は本当に正しいのか?
「令和」の評判がイマイチ悪かったので目くらましにリークしたのか?
いろいろ憶測を呼びますね。
アヘは新しい時代がどったらこったら言っておりましたが、「新しい時代になるためには、まづお前が辞めろ」と言っておこう。
投稿: こなつ | 2019年4月 2日 (火) 14時25分