「怒りも抑制できない『韓国人という病理』」(週刊ポスト)と叫ぶ、「下劣な週刊誌」という病理!!
週刊ポスト(小学館)が、「韓国なんか要らない」「嫌韓ではなく断韓だ」「厄介な隣人にサヨウナラ」、さらに「怒りも抑制できない『韓国人という病理』」などとやらかして、謝罪するハメになった。連載を持っている作家からは執筆中止の声もあがり、「今後、小学館と仕事はしない」と宣言する作家もいる。
「小学館くらいのサイズのメディアの社会的使命は『全国民が立場を超えて対話できるプラットホームの形成』じゃないんですか?国論が分断しているときこそ『どうすれば再び国民的対話は可能になるのか?』を自問すべきでしょう。国論の分断に加担してどうするんですか。」
仏文学者の内田樹氏は、こうツイッターでつぶやいているが、まったくおっしゃる通り。「HANADA」や{Will」はどうよという声もあるが、こちらはそもそもが「国論文壇」を目指している雑誌ですからね。「全国民が立場を超えて対話できるプラットホーム」であるはずの週刊ポストとは立ち位置が違う。
でもって、週刊ポストの広告を何の疑問も抱かずに掲載した新聞も新聞だ。なんかもう、メディア自体が「想像力」が働かなくなってるんだよね。
しかし、週刊ポストもヘタレだよね。炎上したとたん謝罪だとさ。ジャーナリズムのはしくれとしての矜持も誇りもそこにはない。北方領土に続いて竹島も「戦争で取り返すしかない」ってぬかしてくれた戦争小僧・丸山ホダカと同じで、覚悟というものがまったくないところで、単に「ウケ」狙いでやるから、即謝罪なんて腰砕けになっちまう。
ちょっと話がずれちまったが、週刊ポストの今回の件は、編集部だけの判断でできることではないだろうから、おそらく小学館幹部連中が絡んでるだろうことは間違いない。幻冬舎や青林堂のように、ネトウヨ出版社の道を転げ落ちていくことになるかもね。
内田樹氏が「これから先『仕事をしない出版社』がどんどん増えると思います」ともつぶやいていたけど、週刊誌はもはやネトウヨが作りネトウヨが読むものになっちまってるのかも・・・ああ、いやだいやだ!!
・週刊ポストが「韓国は要らない」特集を謝罪。「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」
・『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事「韓国人という病理」に作家たちが怒りの抗議! ヘイト企画は「小学館幹部取締役の方針」の内部情報
日本で暮らす韓国・朝鮮籍の子どもたち、日本国籍を有しているが朝鮮半島にルーツを持つ人たちが、この新聞広告を目にして何を感じるか、想像してみなかったのだろうか? 想像出来ても、少数だから売れ行きには響かないと考えたのか? 売れれば、いいのか、何をしても。 https://t.co/gQX91w1kKv
— 柳美里 (@yu_miri_0622) 2019年9月2日
自民党議員が、批判されるたびに「受け手の誤解」に責任を転嫁して自分の面子を保って謝罪のふりをする「ニセ謝罪」を繰り返し、メディアが無批判垂れ流しでそれを既成事実化してきたことで、メディア自身がその「ニセ謝罪」の病理に感染。病んでいるのは日本のメディアです。https://t.co/5p6HKvA1fq
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2019年9月2日
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コメント
「週刊ポスト」
「お詫びするとともに、他の意見と合わせて
真摯に受け止めてまいります」ってなんだこりゃ。
お詫びする、てんなら本を回収してから言えよ。
これは、広告を出した新聞社も同罪。
「私どもは本の売れ行きが今ひとつのため、
今後ネトウヨ読者を獲得するため、Hanadaや
Willと同じ路線を進むことになりました」と
ハッキリ言えや。
それを公正・中立などと言うから話がややこしく
なるんだ。
小田嶋隆
「視野の広い人は、彼ら自身が排除しているから
バカしか見ない。だからバカなネタしか扱えない」
内田樹
「この雑誌に自分の名前を掲げて文章を寄せる人は、
この雑誌が目指す未来の実現に賛同していると
見られることを覚悟した方がいい」
投稿: 岡目五目 | 2019年9月 4日 (水) 00時22分
情けないね「貧すりゃ鈍する」の典型。
おそらく思想も、主張も、矜持なんて、とうの昔にありません。
エサに群がり、売れりゃそれでいい。
今回の件も炎上するのは承知の上だと思う。
「まさか炎上するとは思わなかった」というほど頭悪くないだろ。
頻発するこの手の問題
炎上しても、ちょっと謝罪のフリしときゃいいだろって思っているんだろうが、イヤイヤ結果として高くつくぞと思い知らせるには、廃刊に追い込むしかない!!!
おまけ
「国家安全保障局」局長に、北村滋・内閣情報官が就任か?
↓
http://this.kiji.is/541068537588401249?c=39550187727945729
投稿: こなつ | 2019年9月 3日 (火) 15時54分