ほら、始まった。さんざん不安感煽って、それに乗じて「緊急事態宣言」の法整備を喚き散らすマッチポンプ野郎！！

　昨日の国会は、初老の小学生・ペテン総理の２９日の記者会見での発言がいかにいいかげん、ていうか虚言に等しいものかが暴露されて、突っ込みどころ満載。

　たとえば、一斉休校については、「専門家の意見を聞いた」って言ってたくせに、「専門家の意見を伺ったものではない」とアッサリと撤回。文科大臣の加計学園のポチ、身の丈･萩生田君は、そうした要請に蚊帳の外だったそうだ。

　さらに、医師が必要と考える場合はすべての患者が受けられるって言い切っていたＰＣＲ検査も、「検査を受けたい人がすべて受けられるわけではない」と微妙に修正しやがりました。そして、「検査数を増やせば感染者の絶対数は増える可能性がある」ってんだから、やっぱり検査に消極的なのは患者増大で、オリンピック中止の動きが高まるのが恐いからに違いない。

　その他、記者会見のヤラセとか、専門家会議議事録作成せずとか、あげくには自民党のネーチャン議員が｢高齢者は歩かない」なんてわけのわかんな野次飛ばして顰蹙を買う始末だ。

　そんな中、突っ込みどころの白眉が、なんてったって「緊急事態」を宣言するための法整備に言及したことだろう。北海道知事が「非常事態」ではなく敢えて「緊急事態」と叫んだのは、おそらくこのための露払いみたいなものだったんだね。北海道へのマスク配布はそのご褒美ってわけだ。

　新型コロナウイルスの蔓延が問題化した当初、元文科大臣の伊吹君が「緊急事態の一つの例。憲法改正の大きな実験台と考えた方がいい」ってほざいた通りになってきたってことだ。そもそも、新型コロナウイルスには、新型インフルエンザ等対策特別措置法で対処できるんだね。この法律に「等」という文言が入っているのは、こういう時のためだ。

　それをなぜ改正しなくてはいけないのか。つまりは、自民党の改憲案の「私権制限」を目論む｢緊急事態条項」に極めて近い法律にしたいんだろうね。ま、火事場泥棒みたいなものです。

　それにしても、危機感を煽って、それに乗じて「緊急事態条項」につながる法整備を口にするとは・・・とんでもないマッチポンプ野郎だ。

・＜新型コロナ＞政府対応の不備次々　専門家から意見聴かず　高精度検査、数伸ばせず

・「緊急事態宣言」の法整備推進　安倍首相、休校「専門家に聞かず」―新型肺炎対策

・安倍首相、会見で江川さん質問答えなかった理由語る

・新型コロナウイルス拡大防止の総理会見を茶番劇にした官邸と官邸記者クラブの愚

蓮舫「なぜ江川紹子さんの質問に答えなかったのか」
首相「あらかじめ記者会と打ち合わせしている。時間がなかった」
蓮舫「36分の会見後すぐ帰宅している。そんなに帰りたかったのか」
首相「やり取りはあらかじめ質問をもらってる、誰に当てるかは広報が決める」
やっぱりやらせなのね。 pic.twitter.com/Pl11GqoSWE

— ryota (@ggzhmru2) March 2, 2020

「専門家の意見を伺ってない」と安倍さん。思いつきの休校要請とは思ったが、本当にそうだったとは。その要請を当日まで萩生田文科相が知らなかったというのも驚くべきことで、ものを考えないトップは本当に怖い。そしてついに「緊急事態宣言の立法を推進」と言い出した。自公よ、早く首をすげ替えろ！

— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) March 2, 2020